青ちゃんのプライベート暮らし
8月17日(火)から21日(土)最終キャンプ3
8月17日(火)
今夏の最終キャンプは、年長から中2まで20名(8名は再び参加)までの過去最高のメンバー数でスタート。ほぼ常連のえねるぎーのある子ども達なので、まとまってやりやすい。到着してすぐに、夕ご飯そして、明日の食事までの仕込み、五右衛門風呂焚き、ご飯炊きなどを行う。その合間に、雨の中、野球やバトミントン 虫獲りなどで楽しみ、いつものように雨風関係なく、遊び続ける。夕ご飯前には、五右衛門風呂を楽しみ、屋根付きの東屋風の竈や石窯がある場所で夕ご飯を楽しむ。眠る場所は、雨降りなので、車の車庫や倉庫を開放して、ここで眠る。こんな場所でも、しっかりと、のんたん母さんのお話が行われた。夜半には、月と星が顔を出したが、明け方には強い雨。
8月18日【水)
明け方の雨にもかかわらず、5時起床。不安定なぐずついた天候にもかかわらず、外や軒下で野球や絵を描いたりして、早朝から元気に活動。朝食後は、妙高高原笹ヶ峰へトレッキングと沢登りに出かける。晴天率の高い笹ヶ峰に期待したが、予想を反して雨降り。それでもめげずにトレッキング開始。歩道整備の為、チップの袋(重さ4キロ近い)を運んで下さいと表示が有り、これは役に立たなければならないと皆で盛り上がり、両手に袋を持って、約1キロ山道を運び上げた。社会の役に立てて、皆大満足。途中から雨が強くなり厳しくなってきたので、途中で切り上げて帰還。それでもたっぷり3時間は歩いた。小屋で昼食のサンドイッチを食べた後、再びめげずに、沢登り、雨でいつもより増水していたが、基本湧き水の沢の川なので安心。それでも、腰まで浸かるほどの小さな滝などがあり、かなり本格的にスリリングの登って皆大満足。夕方帰宅。美味しいナポリタンをたらふく食べて、星を見ながら8時就寝。
8月19日(木)
明け方3時、雨が降り出し倉庫へ避難。そのまま起きた子ども達5,6名は、いつものように暗い中、虫獲りに出かけ、見事捕獲。そのまま朝まで楽しんでいた。朝食前に、大地無農薬田んぼへ出かけ、たっぷり1時間 ヒエ取りを行う。朝食後は、今夏のキャンプから取り入れ、好評であるハンバーガー作り。生地からバーガーパンを練り上げ、石窯で焼く。大地産の焼き豚やベーコンを挟み、更に堀立のジャガイモを竈でフライドポテトにし、シチューを作り、本格的なバーガーランチを味わった。
夕方から1泊の日本海海水浴。夕方5時到着。美しい夕日の中、海水浴開始。穏やかで誰もいない海水浴場で、美しい夕暮れの中、たっぷりと海水浴を楽しむ。沈む夕日に感謝をし、シャワーを浴びてすっきりした後、海岸でカレーの夕食。そのまま、駐車場の片隅で、満点の星 お月様 潮騒に囲まれ、おはなしを聞いて、穏やかに午後8時就寝。明日は、夜明けとともに泳ごう・・・・・・
9時半、近所の別荘の胡散臭い老人がやってきて、これから雨だからここで寝るのはかわいそうであり危険である、もし雨が降って大変だったらこ隣の別荘へ来るように(自分は各地に幼稚園をやっているから・・)と。どう見ても、雨が降るとは考えられなしい? それから10分後、この漁港の関係者2名が来て、ここで眠ることにこの漁協の許可を取ったのか、この駐車場は漁協の管理下であり、天気予報通りこれから雨が降るから子ども達はかわいそうである、更に、こんな野外で寝る事は、親御さんの許可を取っているのか などと言う。
(内心 青ちゃんも天気図ぐらいは読めるし、この星空と夕焼けを見ても、雨など降るはずがないし、天気予報も確認済み ましてや漁業関係者だったら天気位は読めるでしょう!?)
要するに、この駐車場で寝るな ということらしい。周囲には、夜釣りで徹夜で泊まっている客もあるのだが。まあ、子ども達が集団で野宿するのは、一般の人には無理な理解かも知れない。しかも「駐車場で寝るのは 人の道に反していませんか」と詰問される。 既に海水浴シーズンは終わり、誰が見ても 漁協の管理かである駐車場とは理解できず、只の釣り人の為の空き地である。しかも、子ども達はぐっすり就寝中。これを起こして退去して下さい という方が、人の道に反している と思ったが。それでも、こちらは、大人の対応で、そんな駐車場とは知らずにすいません、これから全員起こして退去しますと対応した。(それにしても、雨が降るから危険などと、嘘くさい良心的な指示をするので無く はっきり正々堂々と言えば良いのに!?)
こんなアクシデントには慣れているので、これも面白いと退去準備していると、更に追い打ちをかけるように、警官一人登場。若者達が線路の向こうで騒いでいるという通報で来ましたが、違うようですね と言って帰った。5分後、もう一人の警官と一緒に来て、やはりあなたたちでしたと言う。若者には違いないが、子ども達でしょ、しかも7時半から静かにお話しを聴いているのに? 漁業関係者や近くの住民(ちかくには、あの老人しか住んでいないが?)からの通報ですと。
見ての通り、ここで泊まってはいけない(知らなかったので)と言われて帰るところです と言っているのに、身元は 免許証は と身元調査されて、ここの人達は グルなのかと不信感を抱きながら、11時半、バス発車。もちろん、このまま大地へ帰るのは、面白くないので、再び野宿できる安全な場所(心当たりはたくさんあるので)を見つけ、12時半には無事就寝できた。見事なお月さまと満点の星。明日は最高の海水浴ひよりだろう。
8月20日(金)
朝4時に起きて、ご飯の準備出発整理をして、5時には、全員起きてくる。大きな駐車場の片隅で朝食を済ませ、海水浴場へ出発。もちろん行き先は、昨日の場所。6時半、最高の天気の中、誰もいない素晴らしい海へ堂々と入って遊ぶ。10時半までたっぷりと楽しんだ。その間、密かに昨日の老人と漁協関係者を待ったが会えなかった。悔しいので、昨日の警官と話しをつけようと警察に☎して、話をつけた。詫びに来ると言うことだったが、大人対応して終了。そんなこととは知らず、子ども達は、たっぷりと海を満喫した。お昼に帰宅して、午後は夕食とキャンプファイヤーの準備。ピザの仕込み、そして、子ども達が、石窯でピザを焼いてくれた。全ての行程を子ども達が作り、4種類のピザがたっぷり焼かれた。夕食後は、焚き火コーナーに火が焚かれ、花火大会。といっても、手持ち花火を10本ぐらいもって、それぞれ順番に工夫を凝らして燃やした。それだけでも、1時間近く楽しむ事ができた。次に火を囲んで歌ったり踊ったりネイチャーゲームをしたり。最後は、焚き火を見ながらのんたん母さんのラプツエルを聴いて終了。やく2時間の楽しいキャンプファイヤであった。
8月21日(土)
4時には起こしてくれ と虫獲りグループの前夜声をかけられたので、4時に行ってみると、既に8人ぐらいは裏山へ行って8匹ぐらい捕まえていた。そのままとり続けて朝を迎えた。6時には、全員で無農薬田んぼへヒエ取り。朝食後は、荷物の整理をしてから、待望のウオータースライダーで盛り上がる。最後の最後まで全力で遊ぶ。そして、最後は 恒例の名物流しそうめん。夏の暑さが舞い戻り、そうめんには最高の天気となる。20名の流しそうめんは圧巻であった。12時20分最後のミーティング。それぞれの熱い体験を確認しあい、午後1時解散。電車で帰る子ども達半分、ひまわりロードを歩いて駐車場まで帰る子ども半分。大きなリュックと薄汚れた顔と衣服で、全員無事帰宅。
一ヶ月に及ぶキャンプが全て終了。全力で駆け抜けたキャンプであった。見事、3ヶ月に及ぶ寝たきり生活から無事復帰できた事に感謝!!
【大地の願い】 (キャンプでの大地の姿勢)
①子どもの自主的な動き 迷い 混迷を見守り 自立を待つ。失敗しそうでも自分でできなく困っていても、まずは見守る。手を出さず、眼をかける。お世話をすることは簡単ですが、時間がかかっても、体制や移動に影響が無い限りは、見守る。家では、あれこれ言われてできているように見えても、自主的にできる力は育たない。キャンプでは、困って困って乗り切る事がポイントです
②同じ事を3度以上言わない。言ってもできない、改善されないときは、そのことが子どもには無理なことか、現実味ではないのか、それとも、こちらの言い方が悪いのか、環境が悪いのかどうかしか考えられず、子どもには全く罪がない。こちらの対応をまず考える。
同じ事を同じ子どもに何度も言うときは、まずは、そのことがその年齢の子どもにあっているか、大人の理想なのか、無理がないのか、子どもの心に響いているのか、わかりやすく伝えているのか、環境設定(物理的心理的)が適しているのか、大人が動きやすいだけで、伝えているのかを検討して、特に、態勢に影響が無い限りは、見守る。そして、子どもにとって、何が優先なのか、何が喜びで幸せなのかを比較して、今大切にしなければならないこと、貴重な体験の方を選択してあげる。(例えば、風呂に入らなくても、ひたすら集中して遊び続けること)
私たちは、先生でもなく親でも無く 年の離れた親友 です。親友は、普段は、優しく、小さな事は大目に見てくれたり、お互いの長所を理解し合い、欠点を、さりげなく、時には、厳しく指摘し、すぐにノーサイドで笑い合い お互いに高めてくれるのが親友ですね。決して、会えば 同じ事をくどくど言ったり、その時の気分で感情的になったりしませんね。私たちは、そんな付き合いを子ども達としたいのです。だから、こちらも、自分の人間性を素直に発揮し、自分の中の子どもを見いだし、それを子どもに突きつけてさらけ出して、一緒に過ごす、これをすれば、子ども達は、年の離れた友人として、私たち大人と付き合ってくれるようになります。そして、年の離れた子ども先輩として、心が通い合う事ができます。
こちらが、何でもできる大人 立派で自立している大人と言う立場で、子どもを見る限り、子どもに教えよう、指導しようという姿勢がある限り、子どもは、仲間には入れてくれません。それは、学校の先生で有り、親であるので、わざわざ、大地のキャンプに来ても、なんの魅力も意味もありません。大地は、年の離れた友人がいる場所で有り、子供心が分かってくれる場所で有り、それぞれのパフォーマンスを発揮しても安心できる場所で有り、親や先生の尺度から離れた 見逃してくれる場所であり、そして、一緒に子供心を楽しみ、高めてくれる場所でありつづけたいと思っています。そして、子どもと信頼しあい、人生のちょっとした先輩として、適材適所で、社会の秩序や道徳 人間としての大切な事 哲学(細かい躾や作法ではなく)などを、うまく伝えて行けたらと願っています。
解散してから2時間仮眠。4時半から7時まで草刈り。明日は、幼稚園の早朝草刈りである。まだまだキャンプが続くようなものだ。明日は4時から草刈りか!?
久しぶりの2人だけの自宅での夕飯。外食は明日の楽しみにして、今宵は自宅で味わおう。