青ちゃんのプライベート暮らし
1月4日(火)から8日(土)年始ウィンターキャンプ
1月4日(火)
大雪に見舞われたキャンプ幕開け。朝から二回の除雪をするほどの大雪。小1 4名、 小2 2名、小3 2名、小4 3名、小6 2名 中2 2名 スタッフ5名 の総勢20名。青ちゃん夫婦 とガー君、そして 伝説のスタッフ(小2から野外教室参加 高校生から野外教室スタッフ3年間 現在42歳) そして こちらも 年長から欠かさず野外教室参加 現在中2 年末も参加で、今回スカウトされたジュニアスタッフの中2女子 の精鋭の5名がスタッフとして揃う。
午後 到着早々、ウェア完全装備して、ガンガーで食事材料調理仕込み、竈で料理。終了後 スコップ片手に ベランダやテーブルや屋根の雪おろしをたっぷりして遊ぶ。その後、真っ暗になるまで、かまくら作りに盛り上がる。ヘッドライトをつけてまでやっている。5時過ぎ、ようやく室内に入り、薪ストーブでウェア類を乾かし、、その後はパンの仕込み。カレーライスの夕食。こちらも、全て 竈ご飯と竈で作ったカレーライス。そして、大地の長寿林檎。その後、皆で、ハンカチ落としやボーでゲームなどで盛り上がる。午後8時、シュラフを敷いて、お話を1時間ほど聞きながら就寝。高学年や中学生達が、明日早朝から、先ほどのかまくら作りをやっても良いかと聞いてきた。夏のキャンプでは、外で寝たので、いつでも自由に起きて良かったので、それをイメージして、ふざけて言っているのかと聞き流していた・・・・
1月5日(水)
朝「3時半 ごそごそと着替える音。ヘッドライトをつけて、長靴を履いて玄関にいる子ども達。さすが!! やってくれる!! マイナス10度の中、元気に出かけていった。スタッフは、横で 焚き火を作ってくれた。真っ暗な中、ひたすらかまくら作り。結局、朝7時半まで作り続けていた!!!! さすが。
美しい夜明けとともに,7時半に朝食のため、ようやく戻ってきた。昨日子ども達がこねたパン生地を一晩寝かせておいたものが、薪ストーブのオーブンで見事に焼き上がった。湯気の出る熱々のパンと竈と薪ストーブで作ったシチューの朝食は、大人気。各部屋の掃除をした後、9時半雪遊び開始。昨日のかまくら作りの盛り上がる。昼食は、焚き火を囲んでの豚汁と焼きおにぎりをほおばり、午後は、いよいよソリ遊び解禁。大地の斜面を思う存分滑りまくっていた。五右衛門風呂にも煙があがり、4時過ぎから順次入り始めた。初めて入る子ども達も多く、寒い寒いと言いながら、出るときは、ほかほか熱い熱いと言って出てきた。夕食は、もちろん竈でみなでつくった中華どんぶりをたらふく食べ、その後、ボードゲームなどで楽しみ、8時半、お話を聞いて無事就寝。
1月6日(木)
朝から好天。ほかほかのすいとんを薪ストーブで作り、朝食を楽しむ。清掃の後、外の台所で、ボルシチや鍋の仕込みをする。同時に、タルトタタン風林檎ケーキの仕込み。ケーキも、竈と薪ストーブオーブンで作るのが大地流。午前10時。そりを曳いて遠征。目指すは、斜度45度斜面距離40㍍はある崖。しかも、3段のジャンプがある場所。新雪パウダーの斜面を、雪まみれになりながら、ほとんど転げながら滑っていく。完走率20㌫。雪面が締まるにつれて、ジャンプも大きくなるので、頃合いを見て、次の遠征に移る。誰も踏み込めない里山の田園を、斜面を求めて歩き、見つけては滑りまくる。最初に急斜面を滑っただけに、どんな斜面も物足りない。くたくたになり大地に戻り、カレーの昼食。すごい食欲で。ご飯が足りなく、スタッフは我慢!?
午後は、これまた凄い雪合戦が展開。これが3時間近く、大地の全ての場所を使ってゲリラ戦のように行われた。そして再び林檎畑の斜面でのソリ遊び。5時半過ぎの真っ暗似なるまで楽しんでいた。夕食は、薪ストーブの上で湯気を上げているボルシチ。あさってのパンのために、二食分たっぷり作ったのだが、あまりのおいしさと食欲の為、ほぼ二食分を平らげてしまった。あさって、あたらしいメニューを仕込まなければ。夕食後、柴犬の麦ちゃんの散歩を、ヘッドライトをつけながら夜の散歩。極寒の中、30分以上歩いてきた。幻想的!!
8時半、いつものようにぐっすりお話を聞きながら全員就寝。
1月7日(金)
好天が続く。朝6時起床。犬の散歩に有志が出かける。朝食は、丁寧に焼いた卵焼きや納豆、大地産無農薬味噌の味噌汁など。朝食後の清掃のあとは、パン生地の仕込み。そして戸外でのソーセージ作り。寒い中でのソーセージは、中身がシャキッとプリッとしたものができる。6キロの挽肉を羊の腸に詰めて、皆でくるくるとソーセージを作り、ホワイトソーセージとして湯煎する。できあがったソーセージに、竹串を刺して、焚き火にあぶる。その間、パン生地を蛇のようにのばして、それを焼き色のついたソーセージに巻き付けていく。それを再び、焚き火にあぶって、パン生地を焼く。アメリカンドッグのように膨らむ。じっくり焼き上げてかぶりつく。大人でも歓声を上げるほどの絶品!! 子ども達は、煙にむせながらも、この美味しいソーセージを味わっていた。これが贅沢な昼食。午後は、再び雪遊びや雪合戦やソリ遊び。その間に五右衛門風呂の風呂焚き。3時のおやつは、雪のお皿を各自が作り、青ちゃんのケーキを味わった。3時過ぎから、ゆっくり4人ずつ、二つの五右衛門風呂にゆっくり入って遊ぶ。恒例の雪の中遊びが展開。裸で走ったり、ソリ遊びをしたりして盛り上がる。ほぼ参加者全員が雪とはしゃいでいた。最後の夕食は、つみれたっぷりの鍋。竈と薪ストーブでじっくり煮た大地の野菜たっぷりの鍋は最高に美味しい。
連日の終日戸外での遊びで、子ども達は雪焼けで顔が浅黒くなってきて、疲れのため、8時過ぎにはお話を聞いて就寝。
1月8日(土)
キャンプ最終日、最高の好天となる。志賀高原からの朝日を見て、みな感激。最終日の朝も、みな元気に起きて朝食。すぐ後に、パンの生地を捏ねる。このキャンプ3度目のパンこね(長野県産小麦)だけに、張り切って要領よく捏ねていく。一次発酵の合間に、荷物の片付け整理持ち出し。そひて、待望の好きな形のパンをそれぞれ成形した。二次発酵の間、室内の清掃。終了後、外へ出て最後の雪遊び。もちろん、雪合戦などで盛り上がる。二次発酵の終えたパン生地は、外の石窯に、ボルシチスープと一緒にいれられ、約40分ほど、じっくり焼かれた。12時、見事なパンが焼き上がった。好天の中、新雪の積もる雪野原に、パンやスープを運び、それぞれテーブルを作り、最後の食事を楽しむ。デザートは、ジャムやシロップをかけた天然かき氷を味わった。こうして、大雪で始まったキャンプも、最高の好天のもとでの終了となった。
今回は、低学年(1,2年生)が多いので、いろいろ心身両面でケアしたいと思っていたが、さすがこのキャンプに参加するだけあって、そのエネルギーと自己肯定感の塊に、それらの危惧は全く無かった。参加者は、皆、精神的に好奇心と意欲で、自立していた。遊びも食欲も、全て変わりなかった。何よりも、小1から中2まで、特に、中学生は、(全ての参加者は、思春期真っ盛りにもかかわらず、大地のキャンプに参加するだけあって、優しさに満たされている 自己肯定感 自己幸福感に溢れている) おおらかで器が大きいだけに、とても素晴らしいリーダーとなり、良い雰囲気を作ってくれる。
更に、今回は、大地野外教室の伝説の参加者兼ジュニアスタッフ兼スタッフ(野外教室創生期からのスタッフ 40歳)が、(野外教室青ちゃんやんちゃ最盛期を共に楽しんだ) ガー君と一緒に過ごしてくれただけに、大いに盛り上がった。小2から18歳までの大地の思い出 特に小2時代の思い出は相当らしい。(白馬岳日帰り登山、北海道野宿遠征10日間戻って続いて火打山登山など)
そして、中学生のジュニアスタッフも、細やかに面倒を見てくれたことも、小さな子ども達にとって、大きな安心感となった。
そして、還暦を3年ほど過ぎた妻も、相変わらず、元気に、極寒の朝4時から、夕食まで、元気に、外の竈で料理して、厨房で、安心安全な食事を考え頑張ってくれる妻にもおおいに感謝したい。
伝説のリーダーは語る。30年経っても、大地の馬鹿馬鹿しさは変わらない。これぞ大地、これでこそ大地、子ども達とともに、こんな時代だからこそ、アホなことを楽しんで欲しいと、雪の中を子どもから大人まで裸で走り回る姿を見て語っていた。
体裁や自己保身や責任逃れなどで、子ども達のと本当にやりたいこと、子ども達の心の願望、憧れなどを満たしてあげれない大人社会の中で、例え 非難されても、大人げないと言われても、教育的でないと言われても、警察に文句言われても(軽犯罪法違反で逮捕されても、きっと参加者の保護者は、釈放署名してくれるだろう!?)、大地は、常に 子どもサイドに立って、ホラといたずらを続けて生きたいと思う。
無事、ウィンターキャンプ終了したことに感謝したい。今回も、素晴らしい子ども達を参加させて下さった各御家庭にも感謝をしたい。ありがとうございました。