青ちゃんのプライベート暮らし
3月24日(月)から3月31日(月)大地スプリングキャンプ
3月24日(月)
大地伝統の野外教室キャンプ。からこれ35年の歴史があり、破天荒な大地の原点真髄であり、変わりない内容が引き継がれている。このキャンプなくして大地は語れない。
キャンプ期間外の参加者三名が特別参加。到着早々、ベランダ解体作業をみっちり行い、パンの仕込み、大地の2階 青山家で食事をして、そこで眠る。
3月25日(火)
起きてすぐに、解体工事をしてから、朝食。朝食は焼きたてのパンとソーセージなどの優雅な朝食を味わっていたらしい……………..が最大のトラブル発生!!
午前六時半 青ちゃんバックホーで穴掘り工事の途中、何と水道の本管を切ってしまい、地面から噴水のように水が噴き上げた!! 止水栓(止めるバルブ)の場所は、35年前に埋めた記憶があり、ここを手掘りで探し出す作業。35年前の記憶を遡り、地面を掘り返すこと40分、諦めた頃に見つかる。その間、噴水状態。ようやく、水が止まり、接続工事。太い管なので、部品と工具が探し回ること、全ての人脈を駆使して、二時間で部品を揃え、一時間で工事をして、10時半無事工事終了。久しぶりに危機一髪の工事であり、我ながら、この難工事を乗り切ったと自画自賛。
午後から六名の子どもたちが加わり、九名でスタート。何と、三名一組で、蕎麦打ちを行う。製粉仕立てのそば粉(もちろん地元産)を計量し、水回し、のし 蕎麦切りまで全て、子どもたちが行う。きしめんのようになったりしたが、すばらしい蕎麦が完成。同時に、天ぷらも揚げる
その後、残雪で雪遊びを楽しむ。
待望の夕ご飯。蕎麦と天丼の豪華組み合わせ。三人で750グラムのざるそばを味わう。しっかりと繋がっている蕎麦。!!!! 人生でこれだけの蕎麦をたっぷり食べたのは初めてでしょう・・・・。その夜は、かなり冷え込んだので、大地の室内にて、お話を聴きながら就寝。
3月26日(水)
朝は、天丼を食べてから、黒姫スキー場(営業終了)へ出かけ、美しい景色の中で、ひたすらソリ遊び雪遊びをたっぷり楽しむ。暴風が吹きすさぶ中でも、三時間ほど遊び続けた。お昼に戻り、焼きそば。
午後から一二名の子どもたちが加わり、夕食準備、そして、野球やサッカーやブランコ、トランプなどで、大地は賑わう。夕食の中華丼、その後、ヘッドライトをつけてのパンの仕込み、焚き火、そして、満天の星を見ながらの野宿 お話 就寝。
3月27日(木)
朝5時。冷え込んだ朝。子どもたちのシュラフは、霜で凍り付いている。子どもたち自ら焚き火を起こし、次々に子どもたちが起きて集まってくる。そして、モルゲンロート。志賀の山並みが白んで来て、赤く染まり、午前6時日の出。皆で手を合わせる。朝食は、炊きたて後庵にとろろ 収穫したフキ味噌 味噌汁。
パンの成形 2次発酵 クープ入れ 豆乳塗り をしてから、石窯で、三キロのパンを子どもたちが焼き上げた。見事な出来映え。
焚き火でタマネギを炒め、50人前のカレーを作り、その後、ご飯とカレーをバスに積み込み、ソリを持って雪遊びへ。黒姫スキー場でたっぷり雪遊び。春の陽気で、裸で遊ぶ子どもたち。スキーウェアや手袋などは脱ぎ捨てていた。美しい妙高や黒姫を背景にカレーライスの昼食。午後は、野球をしたり雪作品を作ったり、昼寝 ソリ遊びで盛り上がる。
午後4時に大地へ戻り、再びひと遊びしてから、夕食。3.6キロのスパゲティが瞬く間に終わった。疲れもあり、午後7時半、夜中の雨予想もあり、ガレージでお話を聴いて就寝。
3月28日(金)
昨晩は予想外に雨はほとんど降らず、曇り空の中起床。焚き火をして朝食準備。昨日焼き上げたパンをサンドイッチ用に切り、卵やジャムや野菜を自分で挟んで食べる方式。焚き火であ、おいしいシチューが湯気をたてている。ぱんを焼いたりしながら、サンドイッチの朝食を楽しむ。もちろん、パンは絶品!!
本日の昼食のうどん作りを午前中は行う。三度に分けて、酢の入った水で小麦粉を練る。そして、製麺機でのしてうどんにする。経験者が多いので、全て子どもたちが麺まで作り上げる。竈では、関西風たぬきうどん(お揚げをかたぐりこでとろみをつける)用の汁ができあがっている。竈の大鍋でグループ毎の麺を茹で、釜揚げ風にして、出来たてのうどんを味わう。急激に温度が下がる寒さの中、熱々のうどんは身に染みて美味しい。
午後は寒さの中、五右衛門風呂の風呂焚き、薪割り 薪運びを楽しむ。薪運びの移動中、カモシカ夫婦に遭遇。
恒例の五右衛門風呂であ、恒例の裸でスロープを走ったりして盛り上がる。夕食はチラシ寿司とおすまし汁を寒さの中、たっぷり食べた。そして、焚き火で温まりながら、肝試し。差し入れで頂いた(初日に大工さんの手伝いをして、ヤクルトをお礼に頂いた)ものを、青山家のお墓にお供えして、それを取りに行くという設定)。誰もが、怖くて行けない冬の雑木林)。そこで、全員で手を繋いで取りに行くことに。二年生から高校生までてを繋ぎ、歌を歌いながらお墓まで往復した。お墓でも、手を離さず、口でとって来たらしい。子どもたちの絆が深まった瞬間。帰ってきてヤクルトで乾杯。
乾杯後、0度に迫る寒さの中、パンの仕込みをして、ノンタン母さんのお話を聴いて、8時半就寝。今晩は雪予報。
3月29日(土)
3月30日(日)
いよいよキャンプ終盤。食べ物グルメ作りのクライマックス。朝3時半から、青ちゃんスイーツ薪ストーブオーブンにて製作。上品なオーガニック豆乳タルトタタン完成。朝5時から焚き火の所へ、次々と車庫寝室から子どもたちがやってくる。6時の日の出には全員起床。
六時半に近くの肉屋さんへソーセージ用の挽肉10キロを仕入れにいくと、ブタ肉の切り落としを頂き、朝食のサンドイッチの時に焼き肉にして、特製サンドイッチのベーコンやジャムと一緒に挟んで豪華な物となる。
午前9時から2グループに分かれ、ソーセージ作りが始まる。天草の塩、生活クラブ粗製糖 ブラックペッパー オールスパイス セージ だけの調味料を、挽肉に入れて、手で練り上がる。そして、ソーセージメーカーでソーセージを自力で作り上げ、室内の薪ストーブの前に吊し、うちわで全員で40分分ほど仰ぎ風乾。そして、リンゴの木をチェンソーで切ってチップを作り、それを使い石窯で燻製。竈で75度で煮てから水で冷やし、はさみで切って、それぞれ袋に入れて、お土産完成!!
昼食は、手作りおにぎりと納豆巻きと味噌汁を焚き火の場所で味わう。もちろん、出来たてのソーセージを焼いて試食。そこで、ハプニング発生!! 余りのうまさに 一人の子どもが、帰りの新幹線の中でお土産のソーセージを食べて帰りたいという。それは厳しいと言うと、それなら今 自分の土産用を焼いて食べたいと。確かにその気持ちはわかる!! と言うことでOKを出した。それをあまりにうまそうに食べているのをみて、次々に土産用のソーセージを子どもたちが食べ始めた。真面目な分別のある中学生や子どもたちも、だんだん我慢できずに、次々に 自分に負けて お土産用にてをつけはじめ、更に一本一本と止まらず、六本も食べてしまった子どもも。兄弟が多く、家に帰ると生存競争が激しい傾向の子どもも、その傾向が強かった!? 作りたてのソーセージに枝をつけて焚き火で焼くうまさ!!延延と2時過ぎまでソーセージ宴会は続いた。
3時過ぎ、夕食のラーメン作りが始まった。お得意の製麺機を利用して、白崎レシピで麺を作り上げる。ラーメンスープは、地元妙高のミサのラーメンを真似して、タマネギ 鶏の挽肉 大地の味噌で作り上げた。先日作ったお土産用ベーコンにも手をつけて、見事なチャーシュー麺を作った子どもも。湯気の立つ野外のガンガーでまさにラーメン屋の世界。この頃から気温が急激に下がり、雪が舞い気温マイナス2度。
ラーメンの夕食終了後、青ちゃんスイーツ登場。青ちゃん夫婦明日結婚記念日なので、子どもたちにお祝いの言葉を頂きながら 味わった
さすがに寒さが厳しく、今晩は このキャンプ初めての室内で寝ると告げると、全員からものすごい歓声が上がった。それ程寒い夜。そして 屋根のある室内の快適さを身をもって味わった。もちろん薪ストーブの暖かさに包まれ、お話を聴いて幸せに就寝。
3月31日(月)
キャンプ最終日。暖かい室内で眠った朝。外の冷え込みはマイナス2度。久しぶりに6時過ぎまでゆっくり眠り、7時には外へ出て焚き火にあたる。そして、簡単に荷物の整理をしてから、昨晩のラーメンスープでおじやにして、暖かい朝食で身体を温めた。
最終日でも、食べ物チャレンジは続く。まず、蕎麦打ち。全ての過程を子どもたちが行う。水回し のし 蕎麦切り 子どもの無欲が、子どもとは思えない見事に繋がる蕎麦が完成する。
同時に、お得意の石窯パンを焼き上げる。昨晩に練った生地を一晩かけて発酵(少ない酵母で出来上がる)した生地を2次成形して、薪ストーブの部屋で2次発酵し、子どもたちがクープや豆乳を塗り、石窯で焼いた。
大地最後の昼食は、手打ち蕎麦と出来たてほかほかの石窯パン。最後の最後まで大地の食を作り味わい尽くした。
冷え込みの朝から、暖かい日中となり、午後暖かい日差しの中で、電車で帰る子どもたちを見送った。こうして、7泊続いたキャンプ無事終了。
今回の大地メニュー
24日(月) 夜 ぶち込みうどん
25日(火)パンサラダソーセージゆで卵 もやしラーメン 天ざるそばと天丼
26日(水)天ぷらあんかけ丼漬物味噌汁 焼きそば 中華丼ニラ玉
27日(木)とろろご飯海苔ふきみそ味噌汁 カレーライス カレースパゲティ
28日(金)サンドイッチパンコーンスープ たぬきうどん ちらし寿司すまし汁
29日(土)ご飯ふりかけけんちん汁 ピロシキボルシチ すいとん
30日(日)サンドイッチボルシチ おにぎり納豆巻き味噌汁ソーセージ ミサのラーメン
31日(月)ラーメンおじや 天ぷら蕎麦石窯パン
※米:大地産無農薬無肥料こしひかり パン粉:北海道産夢ちから 薄力粉:ム ソー 調味料:生活クラブ 調理手段:完全薪竈石窯(電気ガス不使用)
大地伝統のお話(大地毎晩の就寝お話)
24日 よい子への道
25日 ねずみにすもう 屋根がチーズでできた家 シェヘラザート 空飛ぶジュータン
26日 おそばのくきはなぜあかい まめつぶのうえにねたおひめさま あわれな粉やの若者とねこ シンドバッド1回目の航海クジラの島
27日 ねずみじょうど 貧乏人とお金持ち 空飛ぶジュータン
28日 さる地蔵 山の上の火 バクダッドの妖怪屋敷
29日 クナウとひばり カエルの王様 シンドバッド2回目の航海ダイヤモンドの谷
30日 こねこのチョコレート(ソーセージ事件簿と同じ展開!!) 鉄のハンス
※子どもたちが野外で寝ている枕元で、毎晩厚着をして1時間弱語り続けた
大地レシピ
①ソーセージ:ブタ挽肉 天草の塩 生活クラブ素精糖 ブラックペッパー セージ オールスパイス
②ベーコン:ブタバラ肉 天草の塩 ブラックペッパー おろしニンニク 醤油 ワイン 日本酒 ウィスキー
③タルトタタン:大地産米粉(大地製粉) オーガニックアーモンドプードル シナモンパウダー 豆乳 てんさい糖 レモン汁 大地産低農薬リンゴ 植物油 薪ストーブ調理
④青ちゃんスイーツ:菜菜フルーツ(カノウユミコ著) 柴田書店 参照
⑤パン うどん作り:白崎裕子著参照 にっぽんのパンと畑のスープ
にっぽんの麺と太陽のごはん
総括
スタッフ(青ちゃん67歳 ノンタン母さん66歳 モッチー43歳 ミンミン27歳)の手は、指から爪まで炭で真っ黒、顔も煙と炭で真っ黒。しかも、子どもたちは、五右衛門風呂5泊中1回のみでひたすら遊び続けた同様、二四時間勤務のスタッフも、風呂無しの生活が続いた。まさに、秘境山小屋同様の生活。特に、モッチーは、二人の子どもがキャンプに参加しているが、普通の主婦であり、大地の元保護者であり、幼稚園の保育士。外玄関で着替え 外で眠り 夜の着替えやおねしょ対策を5泊中続けている。ノンタン母さんは、目まぐるしく変わる3度のご飯のメニューを考え、安心安全な食事を、外の竈で作り続け、そして、眠る前に大好きなお話を欠かさずし続ける。大地新入社員保育士のミンミン(大地OG )は、自宅で新聞配達を終えてから朝出勤し、午後8時まで子どもたちと過ごす。青ちゃんは、日常と同じく、朝3時に起床して、子どもたちに一日中ホラを吹きながら過ごす。
こんな年の離れた子どもたちの友人達(親でもなく先生でもない微妙な立場!?)が子どもたちと二四時間共に過ごすキャンプ。小2から髙2までが朝から晩まで一緒に同じ場所で過ごす。年齢の垣根も遊びの垣根もない。風呂の入れ 歯を磨け 着替えなさい 手を洗いなさい 勉強しなさい もない。もちろん テレビもスマホもネットもない。夜もほとんど電気もつけずに、ヘッドライトを僅かに使うだけで、暗くなれば眠る。しかも、星を見ながら 寒さが厳しくなれば、せめて屋根がある車庫でも好いからそこで眠りたい(気温は変わらないのに?)と冗談でお願いする子どもたち。
ご飯も、一汁一菜のように、メインとおかずのシンプル。次々に提示されるプログラムもない。芝生で野球やサッカーやブランコ 焚き火で火を燃やす テーブルでカードゲームやお絵かきやベンチで読書、ただこれだけの日常。
今回は、パン 麺 ご飯炊き など 生きる為に食べる為に作る がテーマ だけに、パン作り 製麺機による麵作り はほとんど子どもたちがマスターした。蕎麦打ちも、担当した子どもたちも取得。ガンガーと呼ばれるオープンキッチン(竈 石窯 食堂テーブル)では、全ての料理がここで賄われるため、匂い 光景 出来上がる過程 煙 がダイレクトに子どもたちに伝わり ここで火起こしから全てが体感できる。遊んでいても、10秒足らずでここに駆けつける事ができる。
一週間近くいても、子どもたちの服装は、来た時と変わらずに帰って行く生活。たぶん、勉強しなさい 早くしなさい などの言葉は存在しなかっただろう。
ただ一つ 大地が作り太陽が実らせた ありがとう太陽 ありがとう大地 感謝していただきます だけが必ず毎食祈った。大地のご飯は本当に美味しい!! と 皆つぶやいてくれる。
宮澤賢治 注文の多い料理店 の序
わたしたちは 氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。(略) これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい あなたのすきとおったほんとうのたべもいのいになることを、どんなにねがうかわかりません
大地のキャンプが 子どもたちの人生の一切れにでもなってくれることを願いながら、一緒の生活を楽しんでいます。また、夏に会いましょう。
スタッフ本当にありがとう。子どもたち、そして 大地に送りだして下さる保護者の皆さまに感謝致します。