青ちゃんのプライベート暮らし

7月20日(日)21日(祝)改訂版 青春満腹おはなし会 いよいよ夏休みキャンプ幕開け

 

プログラム2 (2)プログラム2 (1)

大地スタッフ他の顔

7月20日(日)

石窯で今回の合宿用のパンを石窯で焼く。前泊組のサンドイッチ・

牟礼駅に12時37分にほぼ全員到着し、荷物を降ろしてすぐに、ののはな文庫へ。そして、息つく暇と自己紹介もなく午後1時から 第一楽章。ウェルカムおはなし会が始まった。何よりも寸暇を惜しんでおはなしを聞きたいメンバーによるおはなし会。ずうずしくも、おもてなしをしなければならない主催者が、いきなり一時間も勝手に自分達のお話を押しつけている、ウェルカム押しつけおはなし会で幕を開ける。

。共に、アイルランドのおはなし。ののはな文庫にて。

青山伸子 「おはなしを知らなかった若者」

青山繁  パディアヘーンが、パディアヘーンナヒトになって登場。世界の果ての井戸 とタイトルを聴いて、思わず えー! という迷惑千万!?の声があがる。この着いた早々の疲れと眠い時間帯になんたることか。幸いなことに、45分に一度だけ眠りの時がやってくる、その時は十分ねむってください と、世界の果ての井戸の一節を、事前に唱えた。まあ、自己満足で たっぷり話させて頂いた。

その5分後には、子どもたちが集まっている野外スロープ広場へ。欅の木陰で緑の森を背景に、手遊び わらべ歌などがふんだんに行われ、そして おはなしが行われた。ようやく野外での開放感にひたりながら、子どもたちの歓声と共に第二楽章は終了した。

トイレタイム10分後に、今度は 涼風と木陰と緑の薄暗い森の中へこれまた会場移動。第三楽章は、リンゴ畑を背景に、全て広葉樹に囲まれた素晴らしい舞台。30名近くの人達が、たっぷりおはなしに酔いしれた。3時から5時半。途中から、円乗スペシャルという舞台に変わった。二時間半、全く動かずにお話に酔いしれている観客も凄い。

青ちゃんは、途中からガンガ-(森の台所)へ移動し、小4の大地の小学部の子どもと、遠くからのおはなしの響きに耳を傾けながら、こちらも二時間、天ぷらを揚げ続けた。

5時半終了。そのまま、すぐに夕ご飯。約一時間ちょっとで夕食、風呂抜きで 7時から夜のおはなし会開催の予定である。それでも、手打ち蕎麦 天ぷら 季節の野菜等夕ご飯を楽しんで頂いた。まあ、ほとんどが、今までのおはなしの興奮の話題であり、青ちゃんの夕ご飯の話題は少なく!? おはなしに嫉妬したのである。

 

7時から9時。夕暮れの中 今度は 冬の焚き火コーナーで、丸くなり 丸太の椅子に座ってのおはなし会。だんだん暗くなり、途中からかがり火に点火。そして、空には星が輝き出す。小さなスポットの明かりだけなので、観客の姿はよく見えない中、こちらもたっぷり二時間、暗闇のおはなしを楽しむ。

9時から10時まで 怖い話 と言うテーマでのおはなし会。ぞくぞくするようなおはなしが闇の中で展開した。10時を回る頃、三味線とギターが登場。日本情緒の三味線、そしてギターは、まさに昭和歌謡 歌声喫茶のように星空の下で盛り上がった。

終了したのは10時半。そのまま、星空の下でシュラフで芝生の上で野宿したグループには、妻が枕元でおはなしを提供した。もうひとつのグループは、幼稚園のホールで眠った。11時を過ぎていた。明日は5時からおはなし会の予定。

7月21日【祝)

朝4時半起床。本日もまるで高校生の合宿のようにスケジュールが詰まっている。身繕いもままならぬまま、会場は何と隣のレストランの横の広場。もちろん、断りもなく、この素晴らしい眺望をバックに、勝手に会場を作る。ここへの移動の最中に、ドンピシャで日の出遭遇。思わず、皆てを合わせ祈る。素晴らしい劇的な幕開け。会場に着くと、皆歓声とため息を揚げ、眼と心がキリッと締まる。この神秘的かつ開放的な世界で、二時間たっぷりおはなし会を楽しんだ。

 朝のエネルギーと絶景と冷たい澄んだ空気の中でのおはなし会。全てが 澄んでいるおはなしに感じられた。

戻っすぐにすぐに7時過ぎから朝食。大地特性石窯パンと大地特性ソーセージ&ベーコン と野菜で楽しむ。全て、電気ガスなど使わない化石燃料を使わない、薪と竈と石窯だけで作り上げたメニュー。目玉焼きも竈で焼き上げた。戦争の主な原因は、化石燃料や資源の取り合い、これらの負担をなくす事が、少しでも平和貢献に繋がるとの思いで大地は行っている。そんな手作りの食事を楽しんで頂いた。朝食終了は9時であったが、思いがけず8時過ぎには終了したので、これまた予定外に、ピアノサロンへ移動して、皆で のはらうたオリジナルソングで盛り上がり、またまた昭和歌謡でも盛り上がり、ピアノの部屋は 歌声喫茶に変わっていった。

 

最終章は、9時から11時半まで、昨日行われた涼しい森の木陰で行われた。猛暑をものともせずに、涼しい快適な世界で、最後のおはなしを楽しんだ。終了は、ギターや踊りで楽しんだ。終了後は、皆で丸くなり、この2日間のハードなおはなし会の思いを皆で語り、終了となった。

 

今回のおはなし会では、シンクロ(偶然の必然)が続出。あちこちで何十年ぶりの偶然の再会やこんな所でこんな人に なんていう感激が続出していた。おはなしの神様が、素晴らしいプレゼントをしてくれたようだ。

これだけ聞き続けてきたのに、まだまだ大丈夫ですという強者がほとんどで、そのエネルギーにも感服した。

ほとんどのおはなし会は、たぶん 室内で行われるのが定番だろう。大地は、逆にほとんどが野外で行われる。おはなしをそのまま表しているような環境、おはなしそのものの舞台のような環境、タオカムは、そのまま見上げれば葉っぱがあるなどなど 環境により 語り手も聞き手も、想像力も心も高まるのではないかと思い、大地では、その自然環境をいかして演出して おはなし会を楽しんで頂ければという願いがある。特に 語り手が こんな環境で語れればという思いが自分にはある。そうすれば、語る楽しさ 伝える楽しさ 自分の中の楽しさが伝わる、おはなしだけでなく、何事も、中心となる人が自己満足で楽しくやっている姿は、心打つものがある。皆さん、語り手のうれしさ楽しさその心を十分感じて頂けたのではないかと思う。おはなしを伝えるのは生身の人間。その心が、どれだけ平和に満ち足りているかが、おはなしのポイントでもあると思う。どれだけ上手に語るかの前に、語り手の心が問われると思う。

中高生の青春の合宿のような今回のおはなし会。地位 年齢 仕事上の利害関係のある付き合いなど一切関係なく、ただただおはなしだけで付き合う、気遣いなく付き合える関係、上下関係もなくただただ同じ目標に向けて、心をそのまま向けて同じ釜の飯を食べて語り合う仲間、そんな仲間との一泊二日の日々。

まさに 青春時代真っ盛り。若返りの水 というおはなしが今回  語られたが、まさに おはなしこそ、若返りの水 であった。

感謝!! また 大地でおはなしの仲間と、出会い 再会 しましょう