7月22日(月)
年長児2泊3日キャンプ。小中学生対象の大地野外教室キャンプ同様のスタイルで開始。朝9時半いつものように登園し、朝の会わらべ歌を終え、パンを捏ねる。明日朝のホットサンド用。発酵の間、畑へ夕食のカレー材料の野菜収穫。戻って来てから、野菜切り カレー作り パン成形焼き 全てを竈と石窯で調理。これらの食事とシュラフマットヘッドライト等を持参して、キャンプへ午後2時半出発。キャンプといっても、テント無し、大地名物野宿仕様。途中、子どもの親の営む牧場へ寄り、それから目指す河原へ。到着早々、川で遊び泳ぎまくる。日暮れまで遊び、河原の土手で夕食のカレー。一人一人キャンプ仕様のコッヘル持参。それから、河原の土手の芝生におもむろにマットとシュラフを敷いて潜り込む。その前に近くの林でクワガタを採取。キャンプは禁止だが、野宿は テントや焚き火をしてないのでOKでしょう!? 単なる夜の昼寝か。明け方、犬の散歩等で通りかかる人達は、この小さい子達の野宿には驚くが。しかしながら、お話を聴きながら、誰もホームシックで泣くことなく、穏やかな夜となる。
7月23日(火)
予想通り、朝4時過ぎには明るくなると同時に起床。そして、予想通り、犬の散歩の人々の驚嘆とお褒めの言葉。早朝から川で一遊び。そして散歩で、近くの動物園を外から見学。朝食は、朝日を浴びながらホットサンドを作り食べる。その後は、ひたすら川へ飛び込み遊び続ける。3時間ほど遊んだあと、隣の動物園へ出かけ、ゆっくりと動物たちと遊ぶ。昼食はカレーうどん。これまたたっぷり食べた後は、またまた川遊び。3時頃まで遊び、大地へ戻って来たのは4時前。最後の夜は、餃子パーティ。皆で150ヶの餃子を作る。その後、五右衛門風呂に入る。もちろん、入ったり出たりして、スロープを裸で走り回る。夕食は6時。餃子を焼きながら、竈ご飯を食べる。もちろん、150ヶの餃子は、全て完食。デザートは、スイカのフルーツポンチ。たっぷり食べた後、芝生に寝床の準備。クワガタ探しの夜の散歩の後、8時には ノンタン母さんのお話を聴きながら、星を見ながら、全員 疲れの為、ぐっすり眠る。
7月24日(水)
朝5時、雨が当たり始め、全員、新築されたばかりの車庫へ逃げ込む。同時に、凄まじい豪雨。子の光景を、雨が吹き込まない車庫から眺めるのは気持ちがいいほどの体験。1時間ほどで雨は止み、朝の散歩へ出かけてから、朝食の冷や汁を味わい、その後は、パン捏ね。本日の昼食は 大地に似合わない ○クドナルドセット!! レタス キュウリ トマト タマネギを切る。石窯に火を入れ、見事なパンを焼き上げる。子どもたちは、半分に割ったパンに、自分たちで野菜や石窯で焼いたタマネギをはさみ、ハンバーガーを作る。そして、子どもたちの夢のリクエストである、フライドポテトが、竈で鍋いっぱい(たっぷりのフライドポテトが食べたいという願い)に作られた。デッドストックの容器があったので、これにハンバーガーとフライドポテトを入れ、旗を立て 更に 豆乳のバナナシェイクを作り デッドスドッグの紙コップに入れて、昼食を楽しんだ。完全ビーガン仕様の昼食。午後もたっぷり砂場などで遊び、最後に、昭和仕様のかき氷、無添加シロップでにじみ絵仕様にして食べたから、2時解散。皆、怪我事故病気なく無事解散。
年長児キャンプ。自立やたくましさを目指すのでは全くなく、ただただ大地で仲間で楽しく普段の保育時間の延長として過ごすこと。朝日と共に起きて 暗くなったら眠る。細かな刻みあるスケジュールや時間割や決まりがあるのではなく、大雑把な時間の流れ 自然の流れに合わせて、ひたすら遊ぶ 集中して、細切れではなく、時間に縛られず、大好きな事をひたすら楽しむ世界の保証。持ち物や着替えや片付けなどの持ち物の始末にエネルギーを奪われる(持ち物が多いと、管理片付けなどに追われる)ことなく、必要最低限のシンプルな世界で暮らす事は、大人も子どももストレスがなく、たっぷり自然と遊べる。キャンプなんて、シンプルかつままごと遊びの延長。テントの設営や片付けや食事準備などに時間を盗まれることなく、目の前の時の流れ、自然の姿とたっぷり共生することを保証するのが、大地のキャンプのミッション。しかし、食事や遊びの内容も適当にするのでは無く、シンプル素朴で有ながら、最高の手作りかつ美味しい安全新鮮なグレードの高いものを用意するのが大地の誇り!! 更に、そこに大人の遊び心と社会に対する風刺が伴う。
何よりも、スタッフが24時間の3日間 合計60時間近く連続で子どもたちと共に過ごすブラック企業で勤務してくれたことに、大きな感謝と誇りある敬意を表する。本当にありがとう!!