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8月2日(土)

暑さの中、定員5組の親子が、大地を味わう星空キャンプに午後1時集合。明日の午後1時までの24時間で、大地の究極の魅力を体験して頂くキャンプ。到着してすぐに、シュラフを芝生の上に並べて、寝室!?確保。空の本棚でゆっくりしたり、わらべ歌などをしてから、夕食準備。親子で包丁で野菜を切ったり、皮を剥いたり、竈や五右衛門風呂に火をつけたり、竈で料理をしたり。

その後は、クワガタカブトを捕まえたりしてから、夕食のうどん作り。粉を練る 足で踏む をしながら、製麺機を回す。太い麺 細い麺 60㌢もあるような長い麺など、様々な麺作りを楽しむ。竈では、たくさんの種類の天ぷらが揚がっていく。

大勢での夕食は楽しい。こしのある天ぷらうどんを堪能する。

夕食後は、大地名物五右衛門風呂に家族毎入る。特に、父親や子どもたちが、五右衛門風呂から這いだし、前のスロープで裸で走り回っている。日本でたぶん唯一の光景であり、大地でしかできない体験か!? 子どもたちが日常裸で走り回る気持ちが理解できるだろう。

その後は暗い林への虫探し。今回も、たくさんの虫たちに遭遇。

就寝前に、明日の朝食の為のパン練り。そして スイカのデザート。星空には、半月。美しい夜。流れ星と暗闇と静寂と妻のお話に包まれて、野外で就寝。8時半。

8月3日(日)

朝4時半過ぎから、夜明けとともに、次々とおきだす。午前5時、東の空が赤くなり出し、5時15分 日の出。皆の顔が赤く染まる。大地の日の出は、視界に全く人工物がなく、アルプスからの眺めのように美しい。

朝日を見た後、昨晩練ったパン種の成形。今回の朝食は、ハンバーガー。バーンズ型に成形し、その上にオリジナルで形を作る。石窯に火をつける。ほりたてのジャガイモを洗い、大量のフライドポテトを仕込む。

 

2次発酵のあいだ、朝の散歩に出かける。

散歩から帰ると、石窯にパンを入れる。同時に、ベジバーガーの具を竈で作る。ベジバーガーの具は、タマネギ トマト スッキー二 レタス それらを 全て生活クラブのマヨネーズ ケチャップ ソース類で味付けする。見事に焼き上がったパンを、それぞれ切ってから、自分達のオリジナルバーガーを作る。揚げたてのフライドポテト 重ね煮スープと共に、芝生の上で朝食絵お朝食を楽しむ。

暑さも厳しくなってきているので、9時 川遊びに出かける。

11時半に大地へ戻り、昼食は待望の流しそうめん。枝豆 トマト キューリに始まり、そうめん 玉コン わかめ ジャガイモ 天ぷら ウズラの卵 オリーブ スイカ ストローなどが次々に流れ、最後は ジュースで打ち上げとなる。

1泊2日の星空キャンプ。大地の魅力を、親子特に大人が楽しめる味わう事ができる唯一のキャンプである。家庭の快適さ、日常の生活をただ持ち込むようなキャンプ、準備や片付けに時間を要するキャンプ、そんな為に、自然を楽しむよりも、疲れて帰ってきてしまうキャンプ、一大行事になってしまうようなキャンプ。そうではなく、気軽にそして親子でじっくりと自然の流れ、移ろいを感じられるキャンプ、そんなヒントが提供できればと言う星空キャンプ。朝日から始まる1日、そして 星空とお月さまに見守られて1日を終える日常の一端を感じる。子どもは 原始の存在だけに、外で眠ることに全く抵抗がない。

そして、火をつけること、手作りで 食べ物が出来上がる 調理していく過程を共に作り体感 そして視界の入れていく過程の体験、そして 絵画的かつ美味しい食事、つい50年前までは当たり前の暮らしであったことを、今出からでこそ 子どもと体験できる楽しさ・・・・  これらのことを、ぎっしりと凝縮したのが、星空キャンプである。全員が、昭和の前半の大家族の形態であるようなキャンプである。