青ちゃんのプライベート暮らし

8月1日(月)~8月4日(木)白馬岳 杓子岳 白馬鑓が岳縦走登山

8月1日(月)蓮華温泉~白馬大池

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA3泊4日の白馬岳登山初日。朝7時大地発。蓮華温泉9時出発。例年ならば、早朝4時発、その日のうちに白馬岳山頂に達する行程であるが、今回は、ゆっくり白馬を楽しむ穏やかで豊かな登山となる。しかしながら、4日間となる行程なので、食料やガス炊飯器など、大地らしいユニークな持ち物の重さに耐えなければならない。曇り空の中、快調に登り続け、白馬大池に1時に到着。さっそく、裸になり、大池に入り、ずっとサンショウウオを捕まえていた。チングルマなどの高山植物は、すでに最盛期を終えていたが、緑と雪の白と池の青さの美しさは、さすが白馬大池。雨模様の中、4時過ぎには、炊飯器のごはんの夕食を楽しみ、午後6時無事就寝。

8月2日(火)白馬大池~小蓮華山~白馬岳山頂直下キャンプ場

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8月3日(水)杓子岳~白馬鑓が岳

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8月4日(木)白馬山頂ご来光~白馬大池~蓮華温泉下山

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【参加者の回想 渡辺父46歳 息子小3】

 

『今回の登山で一番の思い出は,夜空に浮かぶ天の川を,毎晩眺めることができたことです。天候が目まぐるしく変わる4日間でしたが,夜,空が晴れて星が見えてくると,青ちゃんが必ずそれを教えてくださって,本当にきれいな星空を堪能することができました。
「天の川」をはっきりと見たのは初めてで,これが何億個という星の集まりで,銀河系の円盤部を内側から見ているんだったけ,などと考えていると,宇宙のとんでもない大きさや,逆に自分のちっぽけさを実感してしまいました。
また,今回は自分にとって初めてのテント泊山行でした。今まで経験したことの無い重さのリュックを背負いきれるか非常に不安でしたが,なんとか全行程を歩きぬくことができ,心からホッとしています。
それは,一日の行動時間が余裕のある計画になっていたからでもあり,子ども達もあまり無理なく歩くことができました。
3日目,白馬岳~杓子岳~白馬鑓ヶ岳までの稜線歩きは,真っ暗な中のスタートという,スリリングな経験でした。徐々に明るくなる山道をみんなで声を掛け合って歩き,まぶしい青空が迎えてくれた白馬槍ヶ岳山頂では,その景色のすばらしさに「すげー。すげー。」と繰り返すしかありませんでした。さらにその先には不帰の剣,唐松岳,五竜岳,鹿島槍ヶ岳などもあり,「行ってみたいなー」とみんなで盛り上がりました。
限りある条件の中で,工夫を凝らした食事も最高で,ライチョウの親子やサンショウウオにも何度も出会い,毎日,午後は目まぐるしく変わる山の様子を,スカイラウンジでゆっくり楽しんで,本当に中身の濃い4日間でした。
また,困難な状況が発生しても,それに対して素早く適切な判断・対応をする青ちゃんには,学ばせていただくことばかりでした。
こうして,自分も我が子もしっかり成長し,無事に帰ってくることができて,心より感謝しております。ありがとうございました。

追記:青ちゃんの日記にもあるように,自分も不思議と筋肉痛にもならず,一晩寝たら疲れも残っていませんでしたこれは日ごろのトレーニングの成果などではなく,感動が大きすぎたからだと確信しています(笑)。ただし,「低山病」で暑さにはやられています。』