青ちゃんのプライベート暮らし
8月1日(月)~8月4日(木)白馬岳 杓子岳 白馬鑓が岳縦走登山
8月1日(月)蓮華温泉~白馬大池
3泊4日の白馬岳登山初日。朝7時大地発。蓮華温泉9時出発。例年ならば、早朝4時発、その日のうちに白馬岳山頂に達する行程であるが、今回は、ゆっくり白馬を楽しむ穏やかで豊かな登山となる。しかしながら、4日間となる行程なので、食料やガス炊飯器など、大地らしいユニークな持ち物の重さに耐えなければならない。曇り空の中、快調に登り続け、白馬大池に1時に到着。さっそく、裸になり、大池に入り、ずっとサンショウウオを捕まえていた。チングルマなどの高山植物は、すでに最盛期を終えていたが、緑と雪の白と池の青さの美しさは、さすが白馬大池。雨模様の中、4時過ぎには、炊飯器のごはんの夕食を楽しみ、午後6時無事就寝。
8月2日(火)白馬大池~小蓮華山~白馬岳山頂直下キャンプ場
雨の天気予報が外れ、朝から晴れたり曇ったりの天気。朝5時半、白馬岳へ向けて出発。天気が良く、ライチョウ坂でその名の通り、ライチョウに出会う。昨晩は、ウサギが飛び跳ねていた。小蓮華山で、美しい白馬連峰を見ることができて感動。頂上まで残り30分ほどの8時半過ぎ。天候が変わり、雨がぽつぽつ降り始め、ガスに包まれる。標高2900メートル前後の気候の変化は恐ろしい。9時5分。白馬山頂。そのまま、テント場まで移動したころには、雨がやみ、10時にはテント設営。ここで、今日はゆっくり過ごす。チシマキキョウやミヤマダイコンソウ、ミヤマキンポウゲなどが美しく咲き誇っている。午後は、白馬山小屋名物スカイラウンジで、ゆっくりとカフェタイムして、本日の登山の余韻を楽しむ。3時過ぎから、恐ろしいほどの雨が降り始める。小降りになった瞬間を見て、急いでテントへ。テントの中で、炊き込みご飯、鳥そぼろ、漬物の豪華夕飯を食べ、大雨の中、テントに雨を打たれながら、午後6時就寝。この雨が、9時過ぎに止む。例年の如く、この雨の後の静けさは、星空が広がるという直感を感じ、テントを開けてみると、感動的な星空。男2人、マットとシュラフを持って、稜線へ出て、ここで寝ころび、じっくり星空を楽しむ。天の川、流れ星をたっぷり楽しむ。
8月3日(水)杓子岳~白馬鑓が岳
昨晩の大雨はすごかった。本日は、メインの縦走登山。朝3時半起床4時出発。ヘッドライトの明かりの中、ガスと寒さの中、まず杓子岳を目指す。鞍部を暗い中を目指し、いよいよ急登になるころから明るくなるが、視界はガス。頂上に5時20分着。ここで朝食のホットサンド。今回はプロパンガス炊飯器のほかに、ほっとサンドマシンと8枚切り食パン10斤、とろけるチーズ、シーチキン、ゆで卵や生卵、納豆、ノリ、漬物などをどっさり持参している。調理中、いきなりガスが晴れて、すごい視界が広がり、日差しが出てきた。隣の白馬鑓が岳を次に目指す。細いスリリングな稜線を歩き、目まぐるしく変わる天候の中、鞍部、そして急登に息をきらせて、7時前に白馬鑓が岳制覇。美しい光景が広がる。引き返して、キャンプ地へ戻る途中は、図鑑片手に、高山植物を楽しみながら、雲上の散歩を楽しむ。この日の午後も、スカイラウンジへ出かけ、ケーキセットなどで早朝からの疲れを癒した。今晩は、夕立や雨はなさそうだが、ガスの流れが激しい。今晩の夕食は、さんまのがば焼き、タケノコごはん、納豆、味噌汁、ノリ、漬物、のりたまなどの日本食炊飯器ごはん付き。明日に晴天を予感するかのような夕焼けが広がる。昨年も、今回とまったく同じパターンであったので、明日の晴天に期待する。午後6日就寝。午後8時半、またまた直感がさえ、てんとを開くと、今季一番と自画自賛するほどの星空。子供たちも起こして星空観察。ものすごい流れ星を楽しんだ。明日の日の出に期待。
8月4日(木)白馬山頂ご来光~白馬大池~蓮華温泉下山
昨晩の夕焼けと星空のおかげで、朝日の素晴らしい予感。朝4時起床、テント撤退、荷物を背負い、白馬山頂目指し出発。4時52分、山頂にてご来光。大勢の人たちが、この瞬間を待っていた。今までの天気、苦労、雨、すべてが報われた瞬間。人々の顔が赤く染まる。モルゲンロードが広がった。その後、その景色を十分堪能しながら下山。穂高連峰、鹿島鑓、立山、戸隠、妙高、雲海、白馬散散、すべての景色を心に刻んで下山。もちろん、ライチョウの親子も見送ってくれた。午前8時半白馬大池。30分の休憩で、サンショウウオと遊ぶ。途中、ほっとサンドを幾度も味わいながら、無事11時半下山。小谷温泉の露天風呂で汗を流し、無事大地4時。天候に恵まれ、美しい景色を堪能した。それも、大人も子供も対等に、自分の足ですべての世界を共有した。やはり、登山の感動は素晴らしい。これだから、登山はやめられない。疲れも全くない。それは、それをはるかに上回る感動があったからだろう。次は、どこの山へ登ろうか。みんなありがとう。感謝。
【参加者の回想 渡辺父46歳 息子小3】
追記:青ちゃんの日記にもあるように,