青ちゃんのプライベート暮らし

7月8日(土)から9日(日)史上最高の火打山登山(百名山)

7月8日(土)9日(日)火打山1泊テント登山

大地の登山は、完全に中高校生のレベルを超えて、大学生社会人並のレベルに達したと思えるほどのうぬぼれ登山となった。予想に反しての好天に恵まれた火打山登山。年長児から小5までの常連組の登山。継続して登っているだけに、マナーも根性も動きも暮らしも一流になってきた。今回は、1泊幕営登山。重い荷物を背負い、大人の足並みの速さで登っていく。アイゼンなどの装備を持っての本格的登山。予想通り、5合目からは、残雪がたくさん残っており、わいわい歓声をあげたり、根曲がり竹を収穫したりして、今晩のテント場、高野池までの7キロ、高低差1000㍍を登る。出発10時半、到着2時半。テント地は、雪に被われ、そして、美しい火打山頂が出迎えてくれた。青ちゃんの一番のお気に入りのテントサイトである。ここで、子ども達は、雪や川で思う存分遊び、大人は美しい湿原や風景を眺めながら、穏やかにくつろぐ。手羽元ゆで卵カレーの夕食を味わい、午後6時半就寝。本格的一流山岳キャンプの基本である。

翌9日(日)午前3時45分、バッチリ目を覚まし、素早い準備で、4時2分、山頂アタック開始。幻想的な雪の平原に火打山頂が浮かぶ。有名な湿原、天狗の庭には、霞たなびき、火打山が鮮やかに湿原に鏡のように映り、今までに一度も見たことのない幻想的な光景が広がり、思わず息をのんだ。本当に来てよかったと心から感動した瞬間であった。空には、朝日のオレンジの帯が走り、まるでオーロラのよう。稜線に出ると、朝日が、真っ赤なボールのように、雪の平原の上に浮かんでいた。山頂は赤く染まり、素晴らしい世界。雪の急斜面を登りきり、5時40分、2462㍍の山頂到着。大パノラマが広がり、思わず感動で目頭が熱くなった。全て、大人の全力ペースであり、子どもに配慮してのペースではなかった。大人も全力を尽くし、それに子ども達も引けをとらず、むしろ、青ちゃんを、年長児も既に超えていた。真っ青な空、雪、長男のマッキンリー山頂の光景に似たものであった。午前7時、テントに戻り、素早く撤収。卵入り本格ラーメンを味わい、8時30分下山開始。途中、根曲がり竹、タケノコツアーを楽しみ、たっぷり無限大の根曲がり竹を30分ほどとりまくった。素晴らしいお土産。川では、運良く、イワナの稚魚放流の現場に遭遇して、イワナを捕まえたり、凍えるほどの冷たい川に飛び込んだり。この川辺で、ホットサンド&スープの昼食をたべ、午後1時半無事下山。すぐ近くの温泉でさっぱりと汗を流し、2時半、無事大地着。全て、計画通りに進んだ登山。一流の山に一流の内容で、質に高いクライマーに皆なっていく。

今度は、日本第2位の最高峰、南アルプス北岳、白峰三山が待っている。楽しみだ。