青ちゃんのプライベート暮らし

7月22日(土)から23日(日)笹ヶ峰野宿キャンプ

7月22日(土)

笹ヶ峰キャンプ。3時頃、笹ヶ峰に到着して、ドイツトウヒの森を歩く。今回は、生後6ヶ月の赤ちゃんから、2歳 2名 年長、そして、小学校4年生まで、親子総勢、20名近くの賑やかなキャンプ。トウヒの松ぼっくりをひろったり、ワラビをとったりして、1時間半近く、赤ずきんちゃんの舞台と同じトウヒの森を楽しむ。そして、大地の㊙スポット、淸水が池到着。本日の野営地。と言っても、キャンプ場ではなく、ただトイレと東屋があるのみ。美しい絵本いや東山魁夷の世界を彷彿させる大地お気に入りの場所。牧場の牛を眺めたり、釣り糸を投げたりして、何もない自然を純粋に楽しむ。夕食は、堀たてのジャガイモやキュウリを、水芭蕉の葉の盛り付け、そして、メインは、お好み焼き。雨がポツポツ降ったりやんだりのなか、美しい水辺を最大のおかずにして食べる。夕食後は、ギターを囲んでの歌のキャンプ。闇が迫る中、池の周りを一周散策。テントを立てずに、当然の如く、芝生の上のマットを敷いて、寝袋に潜り込み、星が出るのを待った。初めてのキャンプ挑戦者も、テントを飛び越えての、最高にハードルの高い野宿を、何のためらいもなく受け入れて下さったことに感謝。しかも、全員、すぐに寝付いた。生後半年の赤ちゃんも凄い!! 夜9時過ぎに、大人だけのミーティングの最中、雨がポツポツ次第に本降りに。急遽、全員寝付いた子ども達を起こしたり、運んだりして東屋へ非難。しかし、冷静に事が運び、何事もないように、自然のミストを浴びながら、こちらも何の動揺もなく、全員雨の音を聞きながら、眠った。赤ちゃんや2歳児はすごい!!

7月23日(日)

朝4時、池の上に霧がかかりはじめて、幻想的な夜明けを迎える。東山魁夷の絵画を彷彿させる。早く起きた大人達は、この光景を見ながら、夜明けのコーヒータイムを楽しむ。これぞ、真の自然キャンプの楽しみである。子ども達も5時過ぎには、当然の如く野宿から普通に目覚め、自転車の乗ったり、釣りをしたり、散策をしたりして楽しむ。雨は幸運にもあがっている。5時半すぎ、全員で、名水の湧き出る湧き水の場所へ、顔を洗いに出かける。冷たい水、クレソンの繁る小川。草を食む牛たち。こんな世界を朝から楽しみ、池に戻ると雨が本降りとなる。東屋の中で、ホットサンドとスープの朝食。暖かいバラエティ豊かなホットサンドを、大勢で小さな東屋の中で、寄り添って食べる事は、家族的で素晴らしかった。そして、大雨の中、さすが、カッパを着て、ハイキングに出かけた。猿たちもお出迎えしてくれた。雨だからこその光景や楽しみがある。たっぷり2時間近く歩いてきた後は、早めの昼食。水芭蕉の葉のお皿に、冷やしたうどん、タマネギとなすのみそ油炒めをたっぷり乗せての昼食。雨はいよいよ強くなってきたので、退散決定。山を下り、下界の小さな温泉に入り込み、さっぱりして、温泉で解散となった。キャンプと言えば、キャンプ場で、車で乗りつけ、家庭の台所をそのまま持ち込み、快適便利な暮らしを再現するようなキャンプが主流であり、静かに自然の中で、家族や友人達と、静けさ、シンプルさを共有したり味わったり。自然の中のシンプルさ、素朴さの中で、それらを逆に楽しむ、工夫、センスを楽しみたいのが、大地の目指す自然キャンプ。テント設営、準備片付けなどに疲労するのではなく、自然そのものと過ごす時間を最優先にしてのキャンプをすることは、それだけ、こどもや家族と濃い自然体験が出来ると考える。