青ちゃんのプライベート暮らし

9月9日(土)妻誕生日

9月9日(土)

妻の誕生日。若い頃から物欲がなく、精神的な充足を願う女性だけに、誕生日に何かモノを求めることは全くないだけに、今年の誕生日はどうしようかと考えているところへ、妻が珍しく伝えてきた。「星が見たいので、見えるところで野宿でも良いから!?」と。星がきれいに見える場所は、もちろん標高が高く、街灯などが無いところ。夜から登山は厳しいし、飯綱山も考えたが。こんな時は、長年の遊び経験が物を言う。標高2200㍍、車で行けて野宿できそうな場所を思いつき、冬用のシュラフ、シュラフカバー ヘッドライト、そしておやつを持って、夜7時半には到着。絶好の星空、遠くには町の明かり。シュラフに入り、顔だけだして、星を眺めながら、駐車場脇に眠る。気温は、6度。さすがに寒いが、マイナス20度まで対応出来る羽毛シュラフは無敵である。夜中、妙に明るくてめを覚ます。なんと満月。その明るさで、星の輝きは弱い。星空は、やはり月が欠けているときに限ることを学んだ。朝5時、浅間山、北アルプス全景、見事な朝の景色を堪能する。ここで妻が2つめのリクエスト。あなたと健康の自然療法「砂浴」をしたいと。大地へ再び戻り、今度は、標高2200㍍から海抜0㍍の日本海へ。

いつもの海岸へ行き、スコップで穴を掘り、日よけを作り、妻は、初めての砂浴に挑戦。天気も良く、周囲ではまだ海水浴をしていた。かなり怪しい光景であったが、妻は4時間砂に入っていた。その効能は!? 夕方、場末の小さな温泉に入り、その横のまたまた小さな豆腐屋を発見して、その人柄と豆腐に感動して購入。良い気分で大地へ戻り、再び出発して、お気に入りのレストランで夕食を楽しむ。夜は、ののはな文庫2階のラウンジで月を見ながらほんを読んで過ごした。昨晩からほぼ、24時間、やりたいことを十分実現楽しんだ日。明日は、大地運動会。その前日前夜でも、私たちは、その瞬間を全力で楽しむ姿勢は変わらない。青ちゃん59歳、妻59歳。3ヶ月間弱、同年齢となる。