青ちゃんのプライベート暮らし

8月15日(水)から8月20日(月)青山夫妻カンボジアアンコール遺跡に出現

8月15日(水)

青山夫婦の今年の夏は熱い!! 30代と変わらずハードなキャンプを軒並み楽しみ、家族だけの時も遊びにフローする。休む間もなく、昨日14日から東京へ移動。末っ子のシェアハウスに潜り込み、カンボジアへの移動に備える。15日早朝、芸能人並に人目を避けて極秘にカンボジアへ飛び立つ。服装はいつものバックパッカーにお気に入りの本数冊。今回はカンボジア仕様にした。午前10時半、今回は日本航空から浮気して、全日空となった。2時間の時差を超えて、午後4時現地時刻でプノンペン到着・ホテルに入り、ちょっぴり治安の不安の中、外をうろつきながら現地の雰囲気を視察。インドよりも騒然としていないが、東南アジア特有の混沌とした雰囲気の中、道ばたでは、常に5人から10人ぐらいが、テーブルを囲んで食事をしたり団らんを楽しんでいる。こんな雰囲気は、日本の50年60年前の雰囲気で好きだ。カンボジアクメール料理を楽しみ、明日のアンコール遺跡への約400キロの旅に備える。

8月16日(木)

いつものように朝早く目覚めたので、早朝の町を散策して町の雰囲気を味わう。朝ならさほど治安の心配は無い。どこの国でも朝の雰囲気は落ち着く。アンコール遺跡へのバス移動の前に、首都プノンペンの王宮や国立博物館などを見て、この国の歴史、フランス植民地、独立、米ソ中国の干渉による内乱、ポルポト政権の惨状、ベトナムカンボジア戦争、そして、現在の混沌としている情勢などを学ぶ。午後から約400キロ離れた有名なアンコール遺跡のある町シェリムアップまでのバスの旅。農村風景を楽しんだり遺跡を見学したりして、夜7時過ぎに到着。いよいよクメール王朝の世界に突入する。

8月17日(金)

朝4時に起きて、有名なアンコール遺跡の中でも一番有名なアンコールワットの日の出を見に出かける。山がない地平線の広がるカンボジアだけに、アンコールワットの日の出も素晴らしい。地平線が赤く染まり、遺跡群がシルエットに浮かぶ姿は、息を呑んだ。密林の中にこの遺跡を発見した時の感動はどうだったのだろう.今でこそきれいに整備されているが、当時はジャングルの中にこの遺跡があっただけであろう。蓮やスイレン(蓮とスイレンは違い、スイレンは午後その花を閉じる)が咲き、美しい。朝食後、アンコールトムの遺跡群をたっぷり楽しみ、午後2時頃ホテルで一端休憩。その休みも無駄にせず、ホテル併設のプールで泳ぐ。夕方、再びアンコールワットに出かけ、ワット遺跡見学。夕日を見る予定が、雨期特有のスコールを体験。まさに今年の日本のゲリラ豪雨。素晴らしい体験。肝心の雨具と傘は、予期していなくてホテルで留守番。びしょ濡れになり帰り、夕食後は、妻は、たっぷりとオイルマッサージを現地でたっぷりとしてもらい至福の時を過ごした。もちろん青ちゃんもすすめられたが、「私は常に強い!!」と言って、妻のマッサージを見学してそのやり方を学んでいた。

8月18日(土)

アンコールワットは有名だが、アンコール遺跡はそれだけではなく、様々な美しい遺跡があちこちにあり、それらを今日は見学した。ヒンズー教と大乗仏教小乗仏教などが混在する時代の中、ヒンズーの影響を受けている遺跡も多い。日本語のできるガイドさんがいるので、壁面画や彫られている像などの由来がとてもわかりやすく、アンコール遺跡の素晴らしさをたくさん学んだ。日本で言えば、平安京や平城京の遺跡、鎌倉時代などの遺跡であるが、違うのは、それらが自然崩壊していることである。日本ならば、予算をかけて保存修復しているが、ここではそこまで手が回らず、世界遺産にもかかわらず、自然崩壊の進むのを見るだけで、この歴史物に対して無力であることが残念であるのが現状である。数年後には、どんどん崩壊していくことであろうということである。それだけに、アンコール遺跡を思いを持ってその時代を思いながら巡り歩いた。

8月19日(日)

今日は、マーケットを楽しんでから、午後はプノンペンまで400キロの移動、そして夜のフライトで日本帰国である。早朝、朝食に2時間以上かけて、絵はがきを書いたり本を読んだりして、カンボジアの想いにふける。得意のマーケット散策買い物では、現地の人達との交渉を楽しみ、様々なお土産などを購入する。久しぶりの灼熱の暑さの中、遺跡を見学したりしてから、午後バスに乗り込み、首都プノンペンへ移動。この間、カンボジアの暮らし、宗教、政治情勢などを学ぶ。農業と観光の国。農業はほぼ米のみ。野菜は土地柄あまりできず、ベトナムから輸入。農薬問題を尋ねると、相当の農薬野菜であり、自国の米も農薬を使わないと買い取りができないという。農薬等で、やはりこの国も不妊や健康状態の悪さも危惧されているらしい。アレルギーはまだ無いらしいが、これから文明病がでてくるのは間違いない。経済発展が著しく、これからの国だと言うが、先進国と言われる国々の抱える現在の状況を考えると、手放しで喜べず、逆に危惧してしまう。子どもたちは、川で遊んだり群れて遊んでいるが、どんな小さな村でも、既に携帯は通じており、スマホも普及していっている。仕事中でもどこでも携帯やスマホを覗いている光景が、街だけでなく、農村であちこちみることができた。このアンバランスがこれからどうなるのか。国境のある国の問題。アメリカや中国、ロシアなどの介入問題など、様々な利権や国、人間として欲などを考える旅となった。これからの大地のあり方、私たちの生き方を考えるチャンスともなった。

8月20日(月)

日本時間で夜12時発、成田6時半着という夜間フライトは、さすがにこの年齢になってくるとつらい。それでも旅の充実感を覚えながら、そして妻は若い時の仕事を回想しながらの海外旅行。成田からバスで東京駅。それから新宿、そこから高速バスを乗り継ぎ、大地へは夕方7時帰宅。睡眠不足で朝バスに酔い、新宿バス乗り場でホームレスのように2時間仮眠。これで元気なったと思ったら、2人で下痢。しかしながら、長野へ到着した再び元気になり、元気に夕食。大地へ帰り、お土産などを整理しながら、思いにふけり、無事いつもと同じように10時就寝。今回も元気だ。そして、22日~火打山登山!! まだまだ青山家は熱い。