青ちゃんのプライベート暮らし

3月2日(土)OB命日登山&史上最高好天根子岳バックカントリー

3月2日(土)

3年前に林業事故で25歳にて亡くなった大地OBの命日。大地の庭にも分骨されているほど、大地が好きだった彼の慰霊登山。朝6時に彼の母親や弟と共にスノーシューで事故現場の山まで登る。雪深い静寂な、そして誰も足を踏み入れないような無名の森で彼はなくなった。小さな慰霊碑には、彼の祖母が毎年11月の冬を迎える頃に、手編みの毛のショールを慰霊碑に覆う。その慰霊碑の前で、彼の好物だったポテトチップスやチューハイをお供えする。幼児教室の時代から火遊びや泥遊びが大好きだった彼に、杉葉を燃やして祈る。その後、大地へ戻り、大地の丘で慰霊。若くして亡くなった彼を考えると、皆、精一杯生きて欲しいと願う。平和な世の中で。

慰霊でウオーミングアップした身体と彼の励まして、間髪入れずに根子岳へ向かう。彼のお陰で、歴史に残る好天に恵まれる。幼児用自作テレマークを幼児は履き、大人はテレマークや山スキーで、素晴らしい好天の中を登頂開始9時。樹氷と好天、青空、表現できないほどの美しさ。通称エビフライと言われる樹木に張り付いた樹氷に、大きな感動と感激。年中児と未満児を含めたバックカントリーは、前代未聞だ。12時半、見事に歩き続け、山頂。大勢の人達(9割は、雪上車登山)に、迎えられる。自分の足で登った者にしか与えられない自然の神秘さと光景と感激を頂いた。何よりも、登る過程の、お互いの感動や美しさへの思いの交換、おやつのおいしさ、人間同士の励まし合い、会話、全てが雪山バックカントリーの感激であった。この感動、この仲間は忘れられない思い出、昨年に引き続き、同メンバーで登っただけに、来年以降も子どもたちの成長を刻みながら登ってみたいと願う。