青ちゃんのプライベート暮らし

7月26日(金)から8月4日(日)大地ベースキャンプ&蝶ガ岳登山連続キャンプ 

7月26日(金)

キャンプ初日。午後2時全員勢揃い。大地の野外での生活の仕方(食事も眠る場所も全て野外)を説明したり、今回は、文庫も常時開館説明、食事の準備などをしてから、カブトムシ取りや思い思いの遊びを楽しむ。今回のキャンプの食事は、更に質的にアップして、ノンタン母さんが完全にめにゅーを決め、不耕起自然栽培の畑のものを中心に、取り立てのジャガイモ、玉葱、なす、ピーマン、ささぎ キュウリ 夕顔 などに、無農薬コシヒカリ、同じく大地特製味噌、そして生活クラブの調味料を中心に、一日三升5合のお米を羽釜でたきあげ、全て、薪の竃で調理するという徹底ぶりである。

夕食は、堀りたての肉じゃがとすまし汁。夕食後は、カブトムシ探しを楽しみ、外の芝生にシュラフを敷き、星を見ながらノンタン母さんの1時間以上のおはなしを聞きながら眠る。夜中の11時に雨が降り出し、車のガレージに移動。

7月27日(土)笹ヶ峰トレッキングと本格派沢登り

昨晩の雨が嘘のように朝から天気が回復。朝食後、妙高笹ヶ峰へトレッキングと沢登りに出かける。標高1300㍍の美しい高原を歩き、湧き水百選の水場へ到着。凍る程の冷たい水を飲み干す。そして、隣の草原で焼きそばを作っての昼食。その後、足が凍るほどの川に行って、沢登りを行う。同じ年頃のグループが、ヘルメットにライフジャケット長袖長ズボンの本格的沢登りの途中で昼食を食べているのに遭遇。こちらは、半袖半ズボンで運動靴。それでもものともせずに、どんどん転びながらも泳ぎながらも傷だらけになりながらも、冷たい沢を全員見事に登りきる。あちこち傷だらけだったが、素晴らしい完走であった。大地に戻り、三つの五右衛門風呂を楽しんだ後は、夕食。大地のタケノコにサバ缶と卵を入れた本格的タケノコ汁を味わった。いつものように芝生にシュラフ、ほしを見ながらのお話会も、またまた雨が降ってきてガレージに避難。

7月28日(日)カボチャ収穫 石窯パン作り 五平餅作り

夜雨が降り続いたが、朝には止む。曇り空の中、朝5時半にはカボチャ畑へ行き、約500坪ばかりの畑でカボチャの収穫。15名バケツリレーでカボチャを倉庫へ直接運び入れた。近所の人もびっくりするほどの作業光景。8時前には一旦終了。朝食前の一仕事だっただけに食欲旺盛。午前中は、パン作り。蝶ガ岳のぱんも同時に作る。生地をこね、思い思いの形にして、薪の石窯で焼き上げた。見事なパンが完成し、豆乳の冷製スープと一緒に昼食を楽しんだ。午後は、五平餅作り。くるみだれと甘辛砂糖醤油の2種のタレを作り、子供たちはビニール袋におこめを入れて練り、竹の棒に付けて、炭火でやいて、五平餅を味わった。恐ろしい食欲であった。今晩も途中で雨が降りガレージ避難。3日連続で、星空の元での野宿不完全燃焼。

7月29日(月) 志賀高原志賀山登山とインドカレー

本日の朝も 三升五合のおこめを炊き上げる。昼食のおにぎりを作り上げる。それを持って、志賀高原の志賀山(2017㍍)の登山に出かける。時折雨が降っていたが、美しい湿原を歩き、一気に250㍍の標高差をあがる岩だらけの道を上がり無事お昼に頂上到達。その後雷の音が聞こえたので下山開始。途中 コース勘違いで約6キロほど、先頭集団は余計に歩くという特訓を受ける。無事戻ってきて、大地へ4時半帰宅。好天の夕方、大地特製インドカレーを味わう。もちろんインドアムリトサル形式で、手で食べた事は言うまでも無い。本日焚いたごはん三升五合は全て終わった。星の輝くもとで、今夜はゆっくりお話を聞きながらシュラフを芝生の上に敷き、朝まで初めてゆっくり眠る・・・・・・予定が、またまたにわか雨が降り出し、4日連続でガレージへ避難。

7月30日(火)川遊びとうどん作り

 

朝から暑い日となる。絶好の川遊び。朝9時半から川で、滝に打たれたり水遊びをしたり。途中、川辺で昼食を食べ、午後もひたすら川で遊び込む。戻ってきて五右衛門風呂に入ったりしてから、夕食。うどん作り。粉を練り、芝生の上で足で踏んで、そして、製麺機でうどんを作り上げた。竃では、大量の天ぷらが揚げられている。その間、いつの間にか、子供たち全員で、スロープではないちもんめ遊びがもりあがっていた。1年生から6年生まで、一つの家族兄弟になった実感!!

この夜は、初めて雨に遭わずに朝まで通しで眠れた

7月31日(水)大地スロープスライダーと流しそうめん

キャンプ最終日。朝から暑いので、大地のスロープにウオータスライダーが出現。水着に着替え、約20メートル以上、ブルーシート+芝生の上を滑りまくった。顔は芝生だらけ、身体はこすれて赤くなっていったが、何度も何度も繰り返し盛り上がった。最後の食事は、昼食の流しそうめん。恒例の大地名物だけに、様々なものが流れ、この季節特有の、スイカ、ネクタリンなどの果物も豊富に流れた。こうして、5泊6日のベースキャンプは終了した。

引き続き、蝶ガ岳登山に連チャンで臨む子供たち8名は、解散後、明日からの登山のおやつを買いに出かけた。その後、近くの温泉に出かけ身体をきれいにした。明日は、朝3時起きなので、全てを用意してから、初めて室内で眠った。スタッフは、明日の朝食のサンドイッチと昼食のおにぎり作りをして、準備をした。

8月1日(木)蝶ガ岳登山。

朝3時起床。寝ぼけ眼のまま、車に乗り込み、安曇野の登山口へ。5時半登頂開始。蝶ガ岳は頂上までのアプローチがとても長く、大人で歩き続けて5時間半。子供で7から8時間かかる長丁場である。歩き始めて40分で、最後の水場。頂上では水を購入しなければならないほど貴重である。延々と歩き続け、順調に高度を上げていく。高度差1200メートルを登る蝶ガ岳。穂高槍の眺めは、北アルプス一番と言われる名峰。10時過ぎには、辛さで泣き始める低学年もいる。これは虐待だとか、泣きながら登ると山が嫌いになるとか、周囲のしょうも無い言葉にスタッフは多少動揺しながら(子供のことがわかっていない言葉)も、おやつ一つで完全回復する子供たちと、12時前後に次々と頂上に着いた。まさに標準タイム、1年生から6年生まで、ほとんどハンディ無く制覇。頂上はガスが深いが、時折景色が見える。テントを4張り張ってようやく頂上の安堵感を味わう。スタッフの雄河君が三年間働いていた場所であり、青ちゃんも何度も来たことがある場所であっても、やはり感慨深い。夕食のカレーやキュウリを食べ、美しい景色を眺めながら、明日の天気を祈り、午後6時就寝。

 

8月2日(金)

夜中の満天の星と天の川。午前4時皆元気に起床。美しい穂高連峰と槍ヶ岳が目の前に現れている。そして日の出を待つ。午前5時、月のような美しさの太陽が出現。登山の一番の醍醐味と魅力的な瞬間である。皆、息を飲んで見ている。、美しい盛る現ロードを楽しみながら稜線を歩く。チキンラーメンの朝食後、北アルプスで一番美しいと言われている常念岳を結ぶ稜線歩きを贅沢に楽しむ。目指すは、蝶槍。コマクサを見たり、雷鳥に出会ったりしながら、涼しい天上の世界をゆっくりと楽しむ。昼食は、美味しいパンを頂き、午後は、山小屋の図書館で過ごしたり、稜線で遊んだり、2700メートルの世界を味わった。夕方は、ガスが深くなり、夕食の最中に雨が降り出し、テントへ避難。雨が降ったりやんだりの不安定な天候の中、午後6時半就寝。

8月3日(土)

明け方三時頃雨が降ったが、4時頃には止んだので、スタッフはテントを撤収。子供たちも4時半頃起床して、荷物の整理と撤収準備。午前5時、素晴らしい日の出と最高の景色が広がる。穂高槍がくっきりと浮かび上がっている。今季最高の景色らしい。ため息が出るほどの美しい景色。おまけに荷揚げのヘリコプターが10回来訪。ゆうがくんと一緒に山小屋のお手伝いをしたりして、目前の豪快なヘリコプターに釘付けとなっている。午前7時に下山開始。名残惜しみながら、蝶ガ岳を後にする。下山は慎重かつ迅速に楽しみながら一団となって歩き、12時無事下山。下山口でチキンラーメンと湧き水で昼食を食べてから、大地へ無事戻ったのは、午後4時。夕食を食べ、温泉へ直行。そして戻ってきて芝生の上に寝袋を広げ、お話を聞きながら、最後の夜も星を見ながら就寝。といえども、そのまま森へ行ってカブトムシなどを疲れ知らずで採りに行く子供たち。朝までバッチリ星空の元で眠ります。

8月4日(日)

昨晩深夜、そして早朝からカブトムシとり。朝食は、取り立てのなすや玉葱 ピーマンなどの郷土食をたっぷり食べた。特に、蔵開きしたばかりの味噌にきゅうり、取れたての焼きなすが大人気であった。午前中は荷物の整理などをしながら、文庫でゆっくり本を読んでいる子供たちが多数。今回は、文庫がとても人気が高かった。ほっと出来る場所、精神的に落ち着ける空間。お昼の後も、取り立てのモモやワッサーを頂いている間に、電車の時間があっと言うまにやってきて、午後1時解散。9泊10日。1日の中間期を除いて、全て野宿、全て竃での調理、安心安全無農薬ベジタリアン中心の手作り食、かなりハードルの高いコアなキャンプに、子供たちは体調を崩さずに、特に1,2年生は、このキャンプを無事体験したことは凄い。グループ分けもせずに、皆でわいわいガヤガヤしながら、自然に一体感をもち、皆家族のように過ごせることは本当に幸せである。行く先々で「どういう団体ですか、どんなグループですか」と聞かれるが、しっかりした返答は出来ない。皆、自分の家族です、自分の家族をどうしようと勝手です などと心の中でつぶやきながら、世界一根性の座った面白い家族だと誇りにしている。皆、帰った後は、いつも通り、虚脱感と寂しさがこみ上げる。

さあ、明日朝、5時 会津若松へ向けて、磐梯山登山とお話ツアー、そして帰ってきて、甲子園応援ツアー 戻ってきて、週末キャンプと、まだまだ楽しい熱い夏が続く。