青ちゃんのプライベート暮らし

3月22日(日)から3月29日(日)大地スプリングキャンプ

3月22日(日)

今日からスプリングキャンプ開始。15名の子ども達が午後大地へ集合。初めて大地へ来る子ども達が半数。早速、そりを持って雪のない斜面を滑ったり、裏山で遊んだりして泥だらけになる。そして、皆でご飯の準備。大地の料理はほとんどガンガーと呼ばれているかまどで作られる。ご飯の準備をした後、軽トラにのって薪を運んだりしてから野外での夕食を楽しむ。夕食後は、室内にて絵本や読書、トランプ オセロなどして過ごし、就寝は9時。恒例のお話を寝ながら1時間近く聞いて眠る。

3月23日(月)

早朝5時ぐらいから起きて、高学年は自主的に外へ散歩に出かけたようだ。朝食も、朝の光を浴びて野外で食べる。その後 雪を求めてそりを持参して山へ出かける。閉鎖されたスキー場のゲレンデで(マニアがバックカントリーを楽しむ場所)おもいきりそり滑り。およそ四百メートルぐらいはいっきに滑り降りた。豪快にたっぷりそり滑りを満喫した後、雪合戦や雪だるま作りをたっぷり楽しむ。夕方、大地へ戻り、五右衛門風呂をたき、裸で野外やスロープを走り回ったり、1時間以上お風呂につかったりして楽しむ。夕方から冷え込んできたので室内で夕食。その後、お話タイム、9時半就寝。明日は雪の予想。

3月24日(火)

朝起きると景色は真冬。高学年は、今朝も密かに6時前からそりを持って雪遊びに出かけたようだ。待ちきれなく、皆朝食前に雪遊び、そり遊び。薪ストーブで焼かれたパンの朝食後、外へ。外は、寒さと吹雪にもかかわらず、大きなかまくら作り、そり雪遊びと、真冬なみの遊びで盛り上がる。結局12時過ぎまで遊びこんだ。そのまま野外でカレーうどんをたっぷり食べ、午後も吹雪となり体が冷え込み、洋服類も濡れたので、体を温めるために、近くの温泉および温泉プールに出かける。夕方戻り、夕食。その後、様々な室内ゲームで皆で盛り上がり、お話を聞いて就寝。

3月25日(水)

今朝は快晴。朝食前の早朝から、昨日作ったかまくらへ出かけ、たっぷり雪遊びを9時ぐらいまでたっぷり楽しむ。朝食後、海へキャンプに出かける。お昼に日本海へ到着。ひたすら流木を集めて火をたいて遊ぶ。昼食夕食は全てこのたき火で作る。雪の世界から海へ。海で遊んだり、貝やシーグラスを見つけたりして思い思いにたっぷり過ごす。美しい夕日を見ながら夕食。その後、キャンプファイヤー。火を囲みギターで歌ったり、お話を聞いたり。大きな炎を作って盛り上がり、9時過ぎにテントに入る。

3月26日(木)

朝5じ、夜明けと共に皆テントから這い出して、火の周りに集まる。たき火でパンを焼いて朝食。朝日の光を浴びながら、ひたすら海で遊ぶ。たっぷり遊びほうけたあと、午後大地へ戻り、五右衛門風呂をたき、餅つきの準備。大地産の無農薬餅米および赤米餅米を3升蒸して、餅つきを楽しんだ。たっぷりつきたてのお餅を堪能しての夕食。その後、五右衛門風呂を楽しんだり、大地音楽堂でピアノなどを楽しんだり。ハンカチ落としゲームで盛り上がり、最後の夜は10時過ぎまで盛り上がっていた。

3月27日(金)

最終日。朝から帰りの支度をさっさと済ませ、そりを持って雪山へ。本日は、約2きろの山をそりで滑り降りる。スタート地点で車から降りて、ゴール地点に車を回して待っている。これを3回くりかえすという、豪快なそり遊びが最終日の目玉。文字通り、豪快なロングコースをびしょびしょになりながら、たっぷりと最後の最後まで雪遊びを楽しんだ。お昼に戻り昼食を済ませ、午後1時電車にて、東京方面へ帰京。

季節外れの大雪、春 、海 多様性たっぷりのキャンプ。早朝から息つく暇なく、時間を気にせずに、フローとゾーンを満喫したキャンプであった。

 

東京方面組が帰った後、3名の子ども達は引き続きサイクリングキャンプに突入。午後、杏が咲く千曲川沿いのサイクリング道路を十五キロほど自転車で満喫してきた。

3月28日(土)

朝から時雨れ模様の天気。朝食後、日本海まで約50キロを自転車で走る予定。カッパと水、長靴を持参して午前9時スタート。いきなりの急坂を1時間以上かけて登り その後は寒さと霧雨 ガスの中をひたすら走る。県境では路肩に大量の雪。走り始めて3時間。道路端でホットサンドと暖かいスープバナナなどで昼食。ひたすらその後も走り、午後3時待望の日本海。6時間の走行。小1 2名 小3 1名 の子ども達はけろっとしている。早速砂浜を走ったり遊んだり。夕食の火をたき、ご飯の準備をしているあたりから雨が降り出す。天気予報は終日雨だったが、幸運にもここまで降らずにいてくれたことに感謝。急いで夕食を済ませ、自転車を車にしまう。天気予報では、今晩から季節外れの大雪予報。道路事情を考慮して、夜7時過ぎ 大地へ戻る。

3月29日(日)

この冬と言ってよいのか春と言ってよいのか、一番の大雪となる。一晩に40センチは積もっただろうか。初めての本格的な除雪。湿った雪が重い。子ども達は大喜び。起きてからしばらく除雪をみたあと、朝のラーメンで体を温め、9時から雪遊び。そり遊び、ジャンプ台などを作り、延々と3時間以上を雪遊びを楽しんだ。昨日のハードなサイクリングの疲れも全く見せず、さすが今現在に生きている子ども達のパワーである。昼食も野外で暖かいすいとんをかまどで作り頬張った。その後も、冬を惜しむように雪遊びを楽しみ、終了となる。

8日間に渡ったキャンプ。遅れてきた本格的な冬を満喫しながら、桜の咲く海を楽しんだり、相変わらず大地のフィールドで遊んだり、五右衛門風呂、かまど料理、お話などをたっぷり味わった。全てが、全力 フロー やりきる という精神で、「それって、子どもにとって幸せなの?」 「大人の自己満足じゃないの?」 を自問自答しながら、常にこれからも子ども達と共に、歩んで生きたいと思う。(大地ホームページ 童 3月号参照)