青ちゃんのプライベート暮らし

8月2日(日)から7日(金)大地ベースキャンプ1 完全野外生活遂行

8月2日(日)

15名の小1から小5の子ども達による5泊6日のキャンプ開始。例年と違う点は、受け入れ時に検温と手の消毒。これに象徴するように、祈りと覚悟を持って(ここは、同じであるが)受け入れ。子ども達は、もちろんそんな気持ちを察することなく、魅力的な大地環境に興奮している。到着すると、車庫に荷物を整理し、いよいよ完全野外生活のスタート。3密どころか、もう3,4年前から、大地のキャンプは、24時間野外での生活。今回も、芝生の上が生活空間となる。早速、畑へ出かけ、野菜類やスイカなどを調達してきて、夕食準備そして竈での火起こし、そして調理 夕ご飯は、午後6時。暗くなるまで遊び続け、昆虫を探したりして

夜7時半、当然の如く芝生に寝袋を敷き、星を見ながら、大地名物であるノンタン母さんによるお話を1時間以上聞いて眠る。

8月3日(月)

朝4時前には、森の中で子ども達の声が響く。もちろんクワガタやカブトムシ探し。大地は、森の中の一軒家なので、早朝深夜問わず、周囲には誰も住んでいないので、まさに楽園、治外法権!! 朝から遊び 朝食の竈での火起こし調理と続く。朝食後は、自然農の畑でジャガイモ掘り。たっぷり収穫して日干しする。暑さが厳しくなってきたので、大地の夏の名物、ウオータースライダー。大地の地形に恵まれているからこその豪快な遊び。ブルーシート10㍍を滑り、更に芝生の上を10㍍ほど全身で滑りまくる。ひたすら何度も何度もこの傾斜を、終日滑りまくっていた。夕方、五右衛門風呂やかまどの火起こしをして、夕食作り。夕食後は、蛍見物。お話を聞いて8時就寝

8月4日(火)

当然の如く、4時には続々とおきて、森へ出かけていく。すがすがしい朝の時間をたっぷり自由に過ごし、朝食準備。常に3食は、竈での火起こしから始まる。本日の昼食は、竹筒パン。長野県産の強力粉を使い、パン生地を練る。プレーン 干しぶどう 手作りベーコンなどを生地に練り込む 発酵を待つ間、竹林へ出かけ、竹を一人一人切り出してきて、半割にして油を塗る。節の間に、生地を丸めて入れていく。2次発酵の間、野外囲炉裏に火をつけておいた。ここに、パン生地の入った竹を置いてあぶること30分。筒をあけると、見事な蒸しパン(竹の水分が蒸気となって入り絶品) 4種類のパンと昨日掘ったジャガイモのフライドポテト、トウモロコシの豪華な昼食を楽しむ。午後はウオータースライダーや水風呂を楽しむ。夕食は、餅つき及び手皿餅。手のひらにあんこやきなこやのりなどを次々にのせて、そこへつきたての餅を、のせて食べる。回転寿司のような感じ。大盛況。この夜も、芝生のリビング兼寝室でお話を聞いて眠る。

8月5日(水)

すがすがしい快適な朝をいつものように迎える。今日は、初めて大地からマイクロバスに乗って出かける。標高1200㍍妙高高原笹ヶ峰。観光施設がなく美しい牧場が広がり、50年以上変わりない風景が維持されている素晴らしい場所。たくさんのトンボが飛び交い、皆トンボ捕まえに夢中。口に入れたり挟んだりしながら遊ぶ。名水100選の湧き水は冷たく、水筒に水滴ができるほど。小川は足が凍るほど冷たい。この川に入り、沢登り。足は真っ赤になり、泳ぐと意気込んでいた子ども達も、足だけで精一杯。下界の猛暑などお関係なく、さらっとした快適な涼しさを満喫した。昼食の焼きそばは、みずばしょうの葉などを使い、味わう。笹ヶ峰の名前通り、明日の夕食用の笹寿司の笹をとるんまあどおり夕方戻り、夕食の準備などをして楽しむ。食後は、明日の朝食のぱんを仕込む。

8月6日(木)

ののはな文庫玄関には、毎日絵本がオープンして、子ども達はゆっくりほんを読む時間も保証されている。朝から石窯に火が燃やされ、ここでパンが焼かれる。石窯から現れた石窯パンに歓声が上がる。こんな贅沢な朝食を楽しみ、今日は、スライダーをたっぷり楽しむ。午後は、笹寿司作り。笹を拭く事から始まり、ご飯 具の盛り付けなど、流れ作業で、200枚近くの笹寿司を作り、盛り上がる。最後の夕食を楽しみ、その後は、暗闇の中、虫探し及び蛍見物。蛍はほとんど季節を終えて見ることができないと思っていたが、運良く10数匹現れてくれて、皆捕まえて喜んでくれた。夜は、お月さまそして満点の星を見ながら、さいごの夜を楽しんだ。

8月7日(金)

美しい夜明け。毎朝4時過ぎには目覚め続けた最後の朝。5時には、4年生以上は、大地無農薬の田んぼへ出かけ、ヒエ取りの仕事。広い田んぼに入り、夜露にびしょびしょになりながらの作業。3年生以下は、自然農の畑へ行き、数種類の野菜をたっぷり収穫。最後の昼食は、大地名物流しそうめん。チョコレートやバナナに始まり、キュウリ、ちくわ わかめ 梅干し ゆで卵 ようかん 金平糖 スイカ ぜりーなど、そうめん以外の物が次々に流れ、最後のクライマックスを迎えた。午後12時半、皆 到着した時のままの服装で、無事解散。5泊6日のキャンプ無事終了。

完全野外活動 野外睡眠 野外炊飯 野外風呂 野外食事 達成!!  トイレ以外、室内には全く立ち入る事なく、電気ガス石油燃料に全く頼らず、そして 無添加の食事、ほぼ大地産自給率80パーセント以上の食事  自分の中で最高のこれぞ究極の野外キャンプに近づいてきた。

コロナウィルスの閉塞感と不安と心配の中でのキャンプ。子どもが子どもらしい環境の中で育つ事が困難な世の中。そして、大人達の自己保身や批判を免れ責任回避のネガティブ志向。大地は、こんな時だからこそ、覚悟を決めてキャンプに臨むことにした。万全のできる限りの対策と子ども達のために我が身を捨てて頑張ることに神様は味方してくれるだろうという祈り。子どものために変な大人でありたい希望と憧れである大人になりたいと日頃から口にしている大地は、こんな時だからこそ、その神髄を見せようと覚悟を決めた。どうか、この後のキャンプも見守ってほしい。!!