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大地の保護者様へのお願い

保育日誌は、一週間が終わってからその週のものをまとめてアップします。リアルタイムにはアップしません。それは、まず、直接子どもの口からその日の出来事を聞いたり、子どものお土産や顔つきなどから、子どものその日を想像したりしていただきたいからです。先に親が知っている、知ってしまうことほど、興ざめな事はありませんし、現代では、先に知りすぎている事が多すぎるからです。(情報化時代の欠陥であり、ファンタジックな世界からどんどん遠ざかってしまいます)

また、この日誌は、保護者の皆様への子ども達の姿を伝えるもので、大人対象のものです。決して、子どもと一緒に見たり、子どもに見させて、確認したり説明させたりしないようにお願いします。自分の写真を見ることは、鏡を見ること同様、客観視してみること、つまり、メルヘンとファンタジーの世界を害してしまう、とても現実的な世界であるからです。(デジカメやスマホで撮影して、その場で子どもに見せることも、出来れば避けていただきたいと願っています

 

4月11日(火)

慣らし保育初日。朝から雨が降っていたが、雨の日こそならではの光景との出会い、楽しみがあるため、カッパを着て大喜びで初日スタート。リヤカーに乗ったり、かえるをつかまえたりして、原っぱで遊ぶ。その後、田んぼに散歩して、ものすごいオタマジャクシや卵を見つけて、雨の中を楽しむ。大地の新学期の慣らし保育は、園舎には入らず、ずっと、散歩したりして外で遊びほうける。これは、まず、大地は楽しいところ、毎日楽しい所へ行けるという実感(我慢したり、教え込まれたり、行動が押さえ込まれたりする所ではなく)、子どもは自然の一員なので、それが十分保証される場所、世界であることを実感するため。だから、子ども達は、幼稚園にきているというよりも、毎日散歩、ハイキングに来ているという日々を、この一週間は送るという、慣らし保育は、開園以来、二四年も続く伝統である。全員、素晴らしい笑顔で、11時半、帰って行った。

4月12日(水)

朝から小雨模様であったが、今日は、移植ゴテを持って出かける。その目的は、この時期恒例のノビル堀り。原っぱでかえるを捕まえ、田んぼの土手でノビルを掘り始める。太い茎のものには、太い玉がついているので、年長児などに教えてもらいながら、掘り続ける。雨上がりなので、地面が柔らかく掘りやすい。収穫したものは、木の実エプロンに入れてお土産にした。もちろん、昨日のオタマジャクシの田んぼも、今日も大盛況であった。

4月13日(木)

肌寒いが、朝から晴れ間が見え始めた。外で絵本、わらべ歌などで朝の会を楽しんだ後、年長児の運転するリアカーに乗り散歩にスタート。今日も、ノビル堀り、オタマジャクシすくいなどで盛り上がる。ノビル堀も、大物を掘り当てて歓声をあげている。土手や水路、小川などにもいよいよ進出して、まさに、里山の光景にぴったりの子ども達の姿が映えている。

4月14日(金)

朝から好天。とても暑い日となる。今日は、ウサギ小屋までリヤカーに乗せてもらい、ウサギと遊ぶ。そして、ウサギの餌をとりに出かける。もちろん、ノビル堀、原っぱ遊び、オタマジャクシ、沢ガニ取り、小川遊びなど、青空と春の暖かい日差しと春風をたっぷり味わい、今週を終える。