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11月7日(火)

秋晴れの好天の週明け。にじみ絵を楽しんだ後、大地の畑でゆっくり過ごす。子ども祭りの充実感もまだ冷めやらず、子ども達は、平和のかねをうたったり、人形劇遊びをしたりして盛り上がっていた。

11月8日(水)

恒例の干し柿用の柿取りに出かける。スタッフが落とした柿を集め、自分のリュックに満タンに入れて、大地まで持ち帰ってきた。もちろん、食べて、その渋さを味わっていた。

11月9日(木)

保護者やスタッフの協力の下、どんどん軒下に干し柿が吊されていく。今日は、給食。先日収穫した新米とサツマイモの芋ご飯、やはり竃のお釜ご飯は最高だ。大根と大地産味噌の味噌汁も絶品である。

11月10日(金)

紅葉も終盤。焼き芋用の落ち葉をたっぷり集める。子ども達の姿が、紅葉に輝いている。素晴らしい秋深まった情景である。

11月12日(日)お父さんデイ

恒例のお父さんデイ。父親と子どもだけで、終日、様々な事にチャレンジする日である。そして、父親が人生の先輩として、子どもに凛として対処する日でもある。約、7キロ離れたJR駅まで歩き(下り)、電車に乗り約1時間、下車してから再び2キロ弱歩き、先日薪運びに行った夢のたね(野沢温泉村)まで、往復するルート。帰りは、午後6時になる予定。

大地から約7キロの道のりを約1時間半で、年少児から年長児まで歩く。出発は9時半。大人で標準2キロを30分を考えると、相当の早足が必要。最初から、子どもと一緒に軽快に走ったりして飛ばす。が約3分の一の父子は、子どものペースで後ろを歩いてくる光景を見て、これはドラマが産まれると確信する。10時59分、必死に子どもを抱えたりおんぶしたりして劇的に駆け込んだ父子を最後に、4組の父子が駅に現れなかった。先発便を見送り、乗り遅れた組を待つが、皆、ゆっくり子どもと歩いてきて余裕!? 無人駅で、皆で重大ミーティング??をして、2時間に一本の電車を待つために、隣の駅まで再び歩き、電車に乗り、飯山駅で乗り換えのために、ホームでお弁当を食べる。そして、2時間遅れで、目的地の駅に到着。電車に2本も乗ることが出来て、子ども達も大喜び。失敗は成功の元、!! こちらはこちらで盛り上がった。先発組は、夢のたねで、ロケットストーブの部屋で盛り上がったらしい。

午後2時20分、西大滝駅で全員合流。電車を2本乗り継ぎ、大地まで、登り坂7キロの駅に無事戻る事、4時5分。ここから、今回最大のハイライト、苦しい夕暮れの上り坂。往路は、下りで1時間50分かかった遅刻組?? はどうなることか。さすがさすが修正能力、学び能力は高く、全員団子状態で軽快に登る登る。さすが、お父さん達の学び実践能力は高く、子ども達のパフォーマンスを最高に引き出している。暗くなりかけ、お腹が空き、上り坂をあがった瞬間、午後4時50分。焚き火の中に、湯気があがる鍋を発見。無人!! そこに、蒸しパンや甘酒などが置かれており、誰もいないのいいことに、皆でたっぷり頂戴した。再びパワーをもらい、ヘッドライトを父子が、暗闇の中を大地を目指す。山道を登り、スロープを登ると、大地から笛太鼓の響きと明るい焚き火や歓声が上がっている。ゴールしてみると、割烹着姿のお母さん達が、素晴らしい暖かい夕餉を用意して待っていてくれた。大きな焚き火の中、湯気の上がるおでんやすいとん、お芋ご飯などをたっぷり食べ、ごえもん風呂に入り、一日の充実感を家族揃って噛みしめた。