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2月19日(月)

週明け。年長児は、明日のお店屋さんごっこの準備のため、終日室内で、装飾や広告作りなどの準備を楽しんだ。年中小児は、雪遊びを楽しんだ後、財布やお金作りで、明日への期待を高めていた。

2月20日(火)

年長児主催のお店屋さんごっこ。カレーライス オムライス パン うどん そば にんじんご飯 ぱすたの7つのお店が並んだ。全て、子ども達が自力で家庭で作ってきたものである。年少中児は、さいふを持って昼食のレストランにやってきた。大人のスタッフ達は一切入らないで、子ども達だけで、入場から片付けまで全て行った。景品やくじびきもあり、素晴らしい昼食及びお店屋さんになった。

2月21日(水)

雪解けが例年よりも早く進んでいるようで、大地東側斜面の田んぼ方面の雪が豊富に残る場所へ、皆でクロカンに出かける。年長児は、お泊まり保育と同じ林道を滑り転げ降りて田んぼへ向かい、ここで年少児たちと合流。畑の斜面でたっぷり滑って遊んだ。

2月22日(木)

年長児は、単独でクロカンへ出かけた。たっぷり遠くまで歩く予定が、予想以上に雪が少なく、今年の少雪を感じた。それでも、好天に恵まれて、広い雪原をたっぷり散歩してきた。もちろん、お弁当は野外で楽しんだ。

2月23日(金)

紅葉ガ丘の雪がまだまだ残る場所で、おもいきりそり滑りを楽しんだ。お昼は、火鉢でお餅を焼き、午後は、やしょうまを、自分たちでお米を挽き臼で挽いた粉で作り上げた。

2月25日(日)根子岳バックカントリー

大地の歴史に新たなそれを刻む、大地史上最も強烈な根子岳冬期バックカントリー登山。夏山登山に続き、徒歩にてゴルフ場からの誰も通らない場所からのアプローチ。幼稚園の登山として、まさに常識破れの、まだ暗い朝6時集合。菅平は、本州で一番寒い高地だと言われるだけに、気温は-10度を下回っている。ここに、家族で元気に集合。未満児から小学生まで、それぞれ、そりやアルペンスキー、バックカントリースキー、スノーボード、スノーシューなどを装備して、6時半、急斜面を這うようにして登り、ゴルフ場へ。ここからの景色、根子岳山頂、北アルプス全景、朝日、素晴らしい祝福される光景に息を飲み、励まされる。登山道兼ピステのかかった狭いゲレンデを、わいわい登り始める。見通しがきき、美しい景色、北アルプス、山頂を眺めながら、絶好のコンディションで皆でわいわい登る。懸念された年少児は、予想を大幅に裏切り、ずっとトップ集団で登っていき、驚く。おやつを食べたりしながら、9時50分、スノーモンスターの広がる神秘的な頂上直下に到着。ここから10分ほど歩き、午前10時15分、全員登頂!!風がきつく、まさに山頂という世界を味わう。スノーモンスターへ戻り、各自保温ジャーのシチューと特別に焼いていただいた棒状のパンを味わう。午前11時半、いよいよ山頂より、そり、スキーでの下山。ものすごいスピードでのそり、パウダーに入るスキーヤー、それぞれ、登り3時間以上かかった道のりを、30分でいっきに下山。登山口には、全員、無事に午後1時到着。

自分で歩いた分だけ滑る。まさにバックカントリーの基本。そして、自分に荷物は自分で背負う。特に、年長児のスキーヤーは、自分のスキー靴、スキーを自分のリュックに背負い、大人と同じように登っていく姿には、涙が出るほど、その後ろ姿に感動した。大地の3年間を背負っているようだった。

大人もこどもも初めての経験だった人はほとんどだっただろう。夏山、冬山、それぞれの自然の顔、そして、未知のものへの挑戦、子供が小さくても、体力がなくても、未経験でも、周囲の大人の熱さ!! があれば、至福の感動と体験をもたらしてくれると確信した。